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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年12月06日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 集英社インターナショナル |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784797680461 |
| 判型 | 224 |
構成数 : 1枚
第一章 終わり良ければすべて良し
第一節 「す」と「る」を書き分ける デス調とデアル調の変換/「す」と「る」を書き交ぜる/「て」の謎を解く
第二節 「た」の処理法――過去をどう表すか 小説はいつも「た」で終わるか/過去の過去形
第三節 主体性から見た文章技法 主体性と視点/現象文と出会う/一人称の語り手
第二章 踊る文末
第一節 キャラ立てする 役割語とは/助動詞のお目当て
第二節 文法のレトリック 動詞を鍛える/止めを生かす/否定の出番ですよ
第三節 表現のレトリック 感嘆と祈願/もっと対話を――「そう」と「いや」/倒置法と追加法
第四節 引用のレトリック さまざまな意匠/間接引用の世界/「と」の乱舞
これまでになかった画期的な「日本語論」を展開。そして文末を豊かにすることで、文章全体が劇的に改善する実践的技巧を示した、本当に役に立つ、まったく新しい文章読本!
日本語の文章で力点が置かれるのは圧倒的に文末。文末は、文の全体に書き手の意思を伝え、情報の核を据えるところ。そして、もっとも記憶に残りやすい。だから文章におけるパンチの効かせどころだと著者は説く。ところが日本語では最後に動詞がくるので、付け足しがしにくく、その大切な文末が弱い。さらに「です」「だ」などが連続して単調になりがちだという弱点もある。これらをどう解決するか。
『日本語のレトリック』『メタファー思考』などのベストセラーがある言語学者が向田邦子、筒井康隆、井上ひさしなどの名文を引いて丁寧に構造を分析し、わかりやすく解説。プロの文章テクニックが身につき、伝わる文章が書けるようになる、まさに「書くための」文章読本。また引用されたバラエティに富む名文で、日本語の美しさや豊かさ、作家の技が堪能できる。実践的でありながら楽しい1冊!

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