Halestorm (10th Anniversary Edition)

ロックでセクシーなワンダー・ウーマン、リジー・ヘイル率いるヘイルストームは、今から10年前となる2019年4月に、アトランティック・レコードよりデビュー・アルバム『HALESTORM』をリリースした。マイ・ケミカル・ロマンスやP.O.D.といったアーティストとの仕事でも知られるハワード・ベンソンをプロデューサーに迎えたこのデビュー・アルバは、「I Get Off」といったシングル曲を含む全11が収録されており、全米ロック・チャート11位を記録、それまで地元ペンシルヴァニアで知られた存在だった彼女達の名を全米に、そして全世界に広めるきっかけとなった、記念すべき作品だ。

その記念すべきデビュー・アルバムの発売から10周年という記念すべきアニヴァーサリー・イヤーを迎える今、10周年記念エディションとしてこのデビュー作の2枚組アナログ盤の発売が決定した。この10周年記念盤の発売にあたり、全面的にアートワークを一新し、さらにアルバムのプリ・プロダクション時のデモ音源を含む全12曲のボーナス・トラックを追加収録、ディスク1にオリジナル・アルバムを、そしてディスク2にそのボーナス・トラックを収録した2枚組アナログ盤としてリリースされるのだ。

バンドの顔でもあるリジー・ヘイルは、この10周年記念エディションのリリースに関してこうコメントを残している。 「私達はこのデビュー・アルバムがリリースされるまで、炎の中を進み、ぬかるみの中を進み、不安定な道のりを生きのびてきた。アトランティック・レコードからの私達のデビュー作の発売10周年を記念するために、今まで外に出してこなかったデモ音源や結局アルバムに収録されることのなかった曲といった生々しい奮闘の模様を収録することに決めたの。真新しいアートワークを採用して、私たちのローラーコースターのような道のりをファンの皆と共有できるようなパーソナルな手紙も掲載することにした。ヘイルストームというバンドの歴史における特別な作品を、みんなも楽しんでくれたら嬉しいわ」

ディスク2に収録されている音源は、彼らが2005年から2008年の間、つまりレーベルと契約を交わし、デビュー作をリリースするまでの間に、最高のデビュー作を作り出すべく幾度となくレコーディングされてきたデモ音源たちが全12曲収録されている。このデモ音源に関して、ギタリストのジョー・ホッティンガーはこうコメントしている。 「リジーと一緒に過去のデモ音源を聴いていたんだけど、実はほとんどの曲をあまり覚えてなかったから、まるで初めて自分達の曲を聴くような感覚だった。そんなにひどい出来ではないと思うけど、アルバムに収録されなかったのにはいろんな理由があるんだ。そこにはバンドのマジックが確かに存在しているし、今も変わらず戦い続けるその姿勢も、そのままそこに存在している。こうやって今アルバムを発表し、世界中をツアーできているなんて、すごく幸運なことだと思うよ」

From the very sound of their name - a name shared by their 2009 debut - Halestorm sounds like a generic active rock band of the 2000s, and to a certain extent that's true: the band does specialize in strident power chord rock not too dissimilar from what their former tourmates Shinedown, Avenged Sevenfold, and Trapt sound like. What sets Halestorm apart from their pack is lead singer Lzzy Hale, the rare female in this testosterone-obsessed sound. Unlike Evanescence's Amy Lee, there isn't a shred of brooding gothic romanticism to Hale: she's a straight-out rock chick, the farthest thing from an angel, a tough girl who gets off on the fact that you're getting off on her. The mere fact that she flips mook-rock on its head is enough to give Halestorm an identity in a genre ruled by anonymity, but they also stand apart from the pack because they've studied not only the scale of classic arena rock but also its hooks, another area that's typically neglected by the male-fronted aggro-rockers. Of course, having Lzzy as their frontwoman does allow Halestorm to sneak in some flair, such as the Queeny pre-chorus of "Love/Hate Heartbreak," and it also allows them to flirt with genuine crossover power ballads like "Bet U Wish U Had Me Back," which sounds a bit like a louder, angry Kelly Clarkson. This gives them more variety than almost every other band of their ilk, but it's the combination of the group's pop skills and Lzzy Hale's charisma that makes Halestorm a bit of a pleasure, albeit somewhat of a guilty persuasion for some. ~ Stephen Thomas Erlewine