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命みじかし、恋せよ乙女

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フォーマット DVD
発売日 2020年02月18日
国内/輸入 国内
レーベルギャガ
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 GADS-2112
SKU 4589921411127

構成数 : 1枚
合計収録時間 : 00:00:00

  1. 1.[DVD]
    映像・音声
    面/層 片面二層
    色彩 カラー
    画面サイズ シネスコサイズ=16:9LB
    映像方式 NTSC
    動画規格 MPEG2
    オリジナル言語 英語他
    オリジナル音声方式 ドルビーデジタル5.1chサラウンド
    字幕言語1 日本語字幕
    字幕言語2 デカ字幕
    1. 1.
      命みじかし、恋せよ乙女
      01:57:00

2018年7月11日、樹木希林は神奈川県茅ケ崎市にある旅館"茅ヶ崎館"にいた。1950年代には小津安二郎がここで脚本を書き、近年では是枝裕和も執筆のために宿泊をする、国から有形文化財に指定された宿だ。樹木が茅ヶ崎館を訪れるのは、小津の遺作となった『秋刀魚の味』(62)の撮影時に、女優杉村春子の付き人として現場に参加した時以来であり、今回の訪問は、そんな樹木の女優人生の最後を飾ることとなった映画『命みじかし、恋せよ乙女』の撮影のためだった。
この物語は、酒に溺れ仕事も家族も失ったドイツ人男性のカールの元へ、突然、ユウと名乗る日本人女性が訪ねて来るところから始まる。風変りな彼女と過ごすうちに、人生を見つめ直し始めるカールだったが、その矢先、彼女は忽然と姿を消してしまう。ユウを捜しに訪れた日本で、カールがユウの祖母から知らされたのは、驚きと悲哀と感動に満ちた物語だった―。
カール役にはドイツ人俳優ゴロ・オイラー、ユウ役にはニューヨークのカーネギーホールで踊ったキャリアを誇る日本人ダンサー入月絢。そして日本を訪れたカールにそっと手を差し伸べる茅ヶ崎館の老女将であるユウの祖母役を演じるのが樹木希林である。
ドイツにおける最も成功した女性監督の一人と称えられるドーリス・デリエは、30余年の間に日本を30回以上も訪れ、日本で『フクシマ・モナムール』(16)を始めとする5本の映画を撮影している。日本文化をこよなく愛する彼女が、長年にわたって憧れてやまない女優・樹木希林にあてた役を自らの手で書き上げて出演をオファー、樹木がこれを快諾した。本作のラストには、樹木が美しい庭を眺めながら「ゴンドラの唄」を歌うシーンがある。この歌は黒澤明監督の『生きる』(52)にも出てくる有名な大正歌謡であり、「命みじかし恋せよ少女 朱き唇褪せぬ間に 赤き血潮の冷えぬ間に 明日の月日のないものを」と歌うこのシーンが、9月に亡くなった彼女の女優としての映画への最後の出演シーンとなった。
親や周囲の期待に応える「理想の自分」と「本当の自分」の間でもがき、さらに愛する者たちとの別れに心を引き裂かれたカールに対し、「あなた、生きてるんだから、幸せになんなきゃダメね」と優しくさりげなく背中を押す老いた女将。その言葉は、出会いの喜びと喪失の悲しみを繰り返す人生の、美しさと残酷さを描く本作の中で、私たちの心に深く響きわたり、人生をまた一歩踏み出す力を与えてくれる。

作品の情報

あらすじ
ドイツ・ミュンヘン。酒に溺れ仕事も家族も失ったカール(ゴロ・オイラー)の元へ、突然、ユウ(入月絢)と名乗る日本人女性が訪ねて来る。風変りな彼女と過ごすうちに、人生を見つめ直し始めるカールだったが、その矢先、彼女は忽然と姿を消してしまう。ユウを捜し訪れた日本で、カールがユウの祖母(樹木希林)から知らされたのは、驚きと悲哀と感動に満ちた物語だった――。

メイン

その他

制作国:ドイツ
制作年:2019
公開年:2019

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