政府が憲法「改正」を訴え、国民も「改憲」か「護憲」かで揺れています。その議論を活発にし、私たち自身が結論を出すには、まず「日本国憲法」の本質と特徴を理解しなければなりません。
現代社会情勢についての第一人者・池上彰による、視点を変えて「日本国憲法」を考える2冊をセットにしてお届けします。

【講義編:『君たちの日本国憲法』】
そもそも「憲法」とは何か、そして日本国憲法とはどういうものなのか。これを政府はどう変えたがっているのか、変えたらその先には何があるのか。
高校生への講義録をもとに池上彰が書き下ろした、日本国憲法を深く理解するための一冊です。
憲法がどれほど国民の生活と密接なのか、そして、それを護り、また変えていくには、どのような議論が必要なのかを丁寧に解説します。

【受講生視点のマンガ編:『マンガ 僕たちの日本国憲法』】
高校で開かれた、ジャーナリスト池上彰の講義をきっかけに、憲法改正の国民投票(日本国憲法の改正手続に関する法律)の投票権が、18歳以上の日本国民に与えられると知り「日本国憲法」を勉強し始めた高校生ハジメが、両親や祖父母に話を聞いたり、級友と意見を交わしながら憲法についての理解を深め、自らの考えをまとめあげていきます。
池上彰の講義のエッセンスと、現役高校生の素朴な疑問や感想、そして憲法の歴史をもとにストーリーを構成して、解説のわかりやすさだけでなく、ドラマとしての面白さも追求して、日本国憲法をより身近なものにできる漫画作品となっています。