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フォーマット CDアルバム
発売日 2019年10月21日
国内/輸入 輸入
レーベルAltus
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 TALT067
SKU 4543638400676

構成数 : 1枚
エディション : Remaster

【曲目】
(1)ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲 第3番 作品72a
(2)ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 作品98

【演奏】
セルジュ・チェリビダッケ(指揮)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

【録音】
(1)1946年11月10日/ベルリン、RIAS放送局、(2)1945年11月18日/ベルリン、米軍放送局

  1. 1.[CDアルバム]

作品の情報

商品の紹介

フルトヴェングラーの後継者チェリビダッケの貴重な記録!
情熱を内に秘めた若きカリスマがベルリン・フィルを熱く響かせる!

戦後まもなくチェリビダッケがベルリン・フィルを振った貴重音源。長らく廃盤だったTAHRAレーベルの名盤をALTUSレーベルがライセンスし、リマスター復刻しました。フルトヴェングラーの後継者と目されていた若きチェリビダッケの、覇気にあふれた力強い演奏が音質も新たに復活します。

フルトヴェングラーがナチスと協力関係にあったとして演奏活動停止処分を受け、後任のボルヒャルトが米軍の誤射で亡くなってしまうという、ベルリン・フィル激動期に30代の若さで指揮台に上がることとなったチェリビダッケ。1947年にフルトヴェングラーが復帰するまで、代理首席指揮者のような地位につき実質上の後継者として認識されていました。ここに収録された演奏は晩年のものに比べれば荒削りな所はあるものの、ゆったりと荘重なアダージョから強烈な推進力にあふれるアレグロまで、テンポとテンションを大胆にコントロールし白熱した音楽を構築しています。じっくり耐えに耐えて最後に爆発するレオノーレ3番、暗い情念渦巻く濃厚なブラームス4番。それらの鮮烈なイメージに向かい、もがきながら何とかして表現し伝えようとする壮絶さ。明らかにカリスマの片鱗を感じさせつつも、未だ整理しきれていないドロドロとした何かを内に秘めた、この時代のチェリビダッケならではの演奏です。如実にフルトヴェングラー色のあるベルリン・フィルの響きも当盤の魅力をより一層深めています。
キングインターナショナル
発売・販売元 提供資料(2019/09/26)

メンバーズレビュー

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1945(~6)年、廃墟と化したベルリンの街でソ連兵による民間人への略奪・暴行・強姦がいつ果てるともなく続き、BPOの楽団員やその家族とて決して安泰ではいられなかった時代の記録。フルトヴェングラーの後任に指名され演奏会を続けたボルヒャルトが米兵に射殺され、急遽、BPOを率いることになった若き日のチェリビダッケの指揮ぶりが聴ける。テンポは比較的早めで推進力にあふれ、時に情熱的であり、火照りのような熱さを感じる。ブラームス第4では、第2楽章の第2主題で大きくテンポを落とし、余韻嫋々とした表現を示す。「伝説的な公演」として知られる1966年1月のベルリン国立歌劇場管弦楽団との演奏でも、この部分で同様の表現を示しているが、1945年のBPOとの演奏の方が緩急の対比がよりはっきりしている。全体に、BPOとの演奏の方がメリハリが立っている。レオノーレ序曲第3番も含め、この非常に困難な時代に、強烈な使命感を胸に、何かが憑依したかのような熱い演奏を聴かせていたチェリビダッケ。本盤は、”時代の記録”として大きな価値を有するし、観賞用としても立派に通用する。他の大指揮者の全盛期の名演には多少及ばないという点で☆4つとしたい。
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