現代ジャズ・シーン最高の才媛、テリ・リン・キャリントン、4年振りの新作。日本先行発売。
世界最高峰の女性ドラマーでプロデューサー、コンポーザー、歌手のテリ・リン・キャリントンの4年ぶりの新録!エスペランサ・スポルディング、ミシェル・ンデゲオチェロ、ニコラス・ペイトン、アーロン・パークス、マシュー・スティーブンスら創り上げたキャリア最重要作品。
65年生まれ、2度のグラミー賞に輝くジャズ界を代表するスーパー・ウーマン。これまでに共演したミュージシャンは、ウエイン・ショーター、ハービー・ハンコック、スタン・ゲッツ、デヴィッド・サンボーンなど数えきれないほどのジャズ・ジャイアントのほか、スティーヴィー・ワンダーとの共演など幅広いジャンルのミュージシャンまでおよび、エスペランサ・スポルディング、ディー・ディー・ブリッジウォーター、レイラ・ハサウェイ、リズ・ライトら女性アーティストが集結したモザイク・プロジェクトでは、フュージョン、ファンク、R&B、ジャズの要素を織り交ぜたプロジェクトで世界的に大きなは話題を呼びました。
豪華ミュージシャンが参加する今作は2枚組仕様となっておりバンド、ソーシャル・サイエンスを率いたR&B/ヒップ・ホップ色のするDISC1、エスペランサ・スポルディング、マシュー・スティーブンス、アーロン・パークスとのカルテットに音源を収録。豊かな感性を高い演奏力を駆使したキャリア最高傑作。
ソーシャル・サイエンスを率いるDISC1は、Kassa Overall、Malcolm Jamal Warner、ミシェル・ンデゲオチェロ、ニコラス・ペイトン、デリック・ホッジという豪華すぎるアーティストをフィーチャリングしたトラックがならびます。エスペランサ・スポルディング、アーロン・パークス、マシュー・スティーブンスとのカルテットによるDISC2「Dreams and Desperate Measures」はPart1,2,3,4と4部編成となっており、Edmar Colonに率いるオーケストラとの共演し、刺激的かつスリリングな演奏が収められた現代的なジャズを核にしながら多彩な音楽要素を織り込み色彩感溢れるアンサンブル、ダイナミックな演奏を収録しジャンの魅力をたっぷりと収録しています。
様々な音楽から影響を受けながらも極めて自然な歌モノとして楽しめプロデューサーとしての手腕を発揮。彼女にしか表現できないセンスと美意識が輝きをみせる2019年重要作。
発売・販売元 提供資料(2019/10/31)
ソロ・アルバムでたびたびピアノを演奏してきた師匠のジャック・ディジョネット、フェローシップのブライアン・ブレイド、そしてこのアルバムでのテリ・リン・キャリントン。ドラマーはどうしてこんなにロマンチックで、繊細なリーダー・アルバムを作ろうとするのか。前作からしばらく時間が経過したのは、制作に時間をかけたのだろう。これまでのジャズ・ドラマーらしいセッション重視の内容とは随分と趣のことなる内容である。楽曲ごとにゲストを迎え、オーケストレーションにも凝ったカラフルな音楽の仕立て具合である。アルバムは二枚組となり、二枚目はコンセプチュアルかつ即興的な演奏を収録。
intoxicate (C)高見一樹
タワーレコード(vol.143(2019年12月10日発行号)掲載)