<<1940年代から70年代までの間に残したガーナーの録音に拙演なし>>エディ・カルホーン(b)ケリー・マーティン(ds)との最良のトリオ!1964年8月5~19日にMGMへ録音した演奏+未発表演奏を加えての注目リリース
1940年代から70年代までの間に残したエロール・ガーナーの録音の中に、拙演はひとつもありません。常に強烈な個性を前面に出し、豪快にスウィングするかと思えば情緒纏綿たるバラード演奏を聴かせてくれるガーナーは、その生涯で数多くの録音を残しており、それらの中にはソロ・ピアノからオーケストラとの共演まで様々な編成によるものが含まれていますが、彼の魅力が最大限に発揮されたのは、何と言ってもベースとドラムを従えたトリオによる演奏でした。
特に、1958年3月録音の『Paris Impressions』から1964年11月録音の『Amsterdam Concert』(現在は『Nightconcert』というタイトルのCDでコンプリート化されています)まで、1961年録音の大傑作『Close Up In Swing』など彼の代表作のほとんどを残したエディ・カルホーン(b)、ケリー・マーティン(ds)とのトリオこそ、エロール・ガーナーにとって最良の"vihicle"だったと言えましょう。『Concert By The Sea』の頃のトリオが少々粗削りに聞こえてしまうほど、このカルホーン~マーティンとのトリオは、ぴったりと息が合っているばかりか、ガーナーの創造力を完璧に引き出す"何か"を持っていました。
これは、そんなトリオが1964年8月5~19日にMGMへ録音したアルバムで、ガーナーが愛した映画から、ビリー・ホリデイの録音でも知られる「I'll Get By」、「Just A Gigolo」といったジャズ・スタンダードとしてお馴染みになっている曲など13曲が演奏されていますが、いずれもガーナーならではの編曲が施され、このトリオにしか出せない深い味わいが滲んでいます。なお14曲目の「You And Me」は、今回のCD化で加えられた未発表演奏。これもまた聴き逃せません。
発売・販売元 提供資料(2019/10/10)
Takes you into, through, and around the cinema via Garner's adept, crackling riffs and rhythms. ~ Ron Wynn|
Rovi
Takes you into, through, and around the cinema via Garner's adept, crackling riffs and rhythms. ~ Ron Wynn
Rovi