クラシック
CDアルバム

J.S.バッハ: 小型チェロによる無伴奏ソナタとパルティータ

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フォーマット CDアルバム
発売日 2019年10月30日
国内/輸入 輸入盤:国内流通仕様
レーベルArcana
構成数 2
パッケージ仕様 -
規格品番 NYCX-10100
SKU 4589538745783

構成数 : 2枚
合計収録時間 : 00:00:00

【曲目】
J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏ソナタとパルティータ BWV1001-1006
マリオ・ブルネッロ(4弦小型チェロ)

[CD1]
1-4) 無伴奏ソナタ 第1番 ト長調 BWV 1001
5-8) 無伴奏パルティータ 第1番 ロ短調 BWV 1002
9-12) 無伴奏ソナタ 第2番 イ短調 BWV 1003

[CD2]
1-5) 無伴奏パルティータ 第2番 ニ短調 BWV 1004
6-9) 無伴奏ソナタ 第3番 ハ長調 BWV 1005
10-16) 無伴奏パルティータ 第3番 ホ長調 BWV 1006

【演奏】
マリオ・ブルネッロ (4弦小型チェロ)
使用楽器:クレモナのジローラモ・アマティ1600~1610年頃製作モデルによる4弦小型チェロ ブレーシアのフィリッポ・ファセル2017年製作の再現複製楽器
弓:ヴァルテル・バルビエーロ製作の18世紀初頭モデルによる再現複製弓/ヴィットリオ・ガヴィオーリ製作の1680年型モデルによる再現複製弓
弦:ピラストロ・オリーヴ・ガット(羊腸弦/G・D・A線)/ヤーガー(金属弦/E線)
台座:ヴォクスリオン・ハーモニック・プラットフォーム

調律:a'=415Hz

【録音】
2018年10月1~3・20~22日、パルコ・ボラスコ荘祝宴ホール、カステルフランコ・ヴェネト、イタリア

  1. 1.[CDアルバム]
  2. 2.[CDアルバム]

作品の情報

商品の紹介

巨匠アントニオ・ヤニグロ門下に学び、チャイコフスキー国際コンクールで優勝して現代チェロ奏者としてキャリアを歩みはじめたイタリアの名手マリオ・ブルネッロ。バッハの『無伴奏チェロ組曲』を2010年に録音、しかし彼は「もうひとつのバッハ無伴奏」であるヴァイオリンのための6曲の存在が、ずっと気になっていたのです。ブルネッロはバッハ研究者たちの近年の研究を受け、18世紀にも存在していたテノール・ヴァイオリン(通常のヴァイオリン同様4弦で、1オクターヴ下の調弦)に相当すると考えられるアマティ・モデルの小型チェロを用い、かのヴァイオリン作品の至宝と対峙しました。結果「今までバッハを半分しか理解していなかった」と感じ、全曲録音するまでにのめり込んだとのこと。この演奏効果に『海の上のピアニスト』の原作者アレッサンドロ・バリッコが驚き、解説にコメントを寄せているほどです。楽器や弓、弦のほか、演奏台にもこだわりを見せた録音でブルネッロが迫る音響世界――『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』の作品理解に大きな一石を投じる録音です。 (C)RS
JMD(2019/09/14)

【かの無伴奏ヴァイオリン曲集をチェロで!? 妥協なく楽器と音楽学を追求した驚くべき解釈】
巨匠アントニオ・ヤニグロ門下に学び、チャイコフスキー国際コンクールで優勝して現代チェロ奏者としてキャリアを歩みはじめたイタリアの名手マリオ・ブルネッロ。近年は歴史的奏法や古楽器への見識を深め、ヴェニス・バロック・オーケストラ(ジュリアーノ・カルミニョーラ主宰)やモーツァルト・オーケストラ(クラウディオ・アバド主宰)などで古楽器演奏家としても存在感を高めてきました。バッハの『無伴奏チェロ組曲』も2010年に録音、しかし彼は「もうひとつのバッハ無伴奏」であるヴァイオリンのための6曲の存在が、ずっと気になっていたのです。
ブルネッロはバッハ研究者たちの近年の研究を受け、18世紀にも存在していたテノール・ヴァイオリン(通常のヴァイオリン同様4弦で、1オクターヴ下の調弦)に相当すると考えられるアマティ・モデルの小型チェロを用い、かのヴァイオリン作品の至宝と対峙しました。結果「今までバッハを半分しか理解していなかった」と感じ、全曲録音するまでにのめり込んだとのこと。この演奏効果に『海の上のピアニスト』の原作者アレッサンドロ・バリッコが驚き、解説にコメントを寄せているほどです。楽器や弓、弦のほか、演奏台にもこだわりを見せた録音でブルネッロが迫る音響世界――『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ』の作品理解に大きな一石を投じる録音です。
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2019/09/10)

メンバーズレビュー

1件のレビューがあります
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恐らく日本はJ.S.バッハが好きな国だと思う。学校の音楽室には必ずバッハ一族の家長の大バッハの肖像画があり、異名「音楽の父」と習った。クラシック音楽と言えばバッハ、バロック音楽と言えばバッハ、ヴィオリニストがここぞという時に録音するのは父バッハの無伴奏。タワレコの渋谷店などの棚の陳列では、他の作曲家に比して圧倒的に割合を占めている一人。そういう印象を受け続けた音楽環境で、私などは父バッハには今や食傷を起こすようになった。何故、こんなに「偉大」と連呼しながら提供するのだろうかと、私などはよくわかってないから、常々疑問と不満を感じていたが、一方、優れた研究企画の録音では、私は基礎知識不足で解説と演奏を連動して吟味しながら聴くことが出来ないという頭打ちの鑑賞になる。
そんな鑑賞生活の中で、本盤と邂逅。耳と脳が洗い直される感覚を覚えるほどの鮮烈なPVだった。
私は文学部卒、文学科ではなく心理学専攻だったのだが、聴くことによって、作曲家の生涯や音楽史の方へ導かれていくことが多い。家事は両手が塞がるため読書が中々出来ない実情もあり、音楽偏重の生活をしている。
夫は同じく文学部だが独文専攻。夫が出張などで離れている時に、夫の生活管理等を考えたりすると、高い頻度で父バッハや、ドイツ語圏の作曲家の曲が脳裏に流れてくるし、夫から実際に連絡が入ったりする。シンクロニシティは、父バッハたちの音楽が知らせてくると、目下、思いこんでいる。
挫折に疲弊した心境を、束の間でも回復させてくれる稀有の演奏を頌して。
マリア・バルバラ・バッハMaria Barbara bachの祥月命日(1720年7月7日)に。
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