フィンランドのメロディックデスメタル界の雄=INSOMNIUM(インソムニアム) 本国で1位を記録した前作に続く盤石の8作目『Heart Like a Grave』
2002年のデビュー以降、ファンを獲得し続け本国フィンランドのみならず、ヨーロッパで高い支持を得ているINSOMNIUM(インソムニアム)。日本でもFINLAND FEST 2012で初来日、これまでに3度の来日を果たしている。2017年発表の前作『Winter's Gate』は、40分全7章からなる1曲のみが収録された挑戦的な内容にも関わらず本国フィンランドのチャートで1位を獲得(ドイツでも19位)。同年5月の来日時にも日本のオーディエンスを前に「Winter's Gate」を完全再現し圧倒している。大きな成功を収めたことで、かつてない注目と期待を背負う中、8作目『Heart Like a Grave』が遂に発売される。作品は、リリース前にMVが公開されたシングル「Valediction」、叙情的な旋律が胸に迫る「And Bells They Toll」など圧倒的なクオリティを誇る10曲で構成されている。"長尺の曲を完成させる"という明確なテーマをもって臨んだ前作とは異なり、今作は、湧き出てくるアイデアを曲にしていくという自然な流れで作られた。
詩の世界においては、フィンランドのバンドの伝統表現といえる"陰鬱"な世界を継承しつつも、更に深く掘り下げられている。国内で古くから伝わる暗い物語、ポエム、詩からインスピレーションを得た歌詞を楽曲に反映させたことで壮大な闇の世界を構築した。大学に勤務しているためツアーに参戦することができないVille Frimanの穴を埋めるために加入した元Sonata ArcticaのJani Liimatainenがソングライターとして大きく貢献し、新たな風を感じとることができるのも今作の特徴といえるだろう。ミックスとマスタリングは、スウェーデン人プロデューサーのJens BogrenとTony Lindgrenによってファシネーション・ストリートスタジオで行われている。Jensは、OPETH、SEPULTURA、DIMMU BORGIR、AMON AMARTH、ARCH ENEMY、DIR EN GREY、BABYMETALなどの作品を手がけてきたメタル界の重要人物だ。人里離れた町でビールを片手に大音量でメタルを演奏していた若きメタルヘッズが、メンバー交代を経ながらも、20年後にはフィンランドのメロデス界の頂点に上り詰めた。そのトップランナーによる盤石の1枚がこの『Heart Like a Grave』である。
発売・販売元 提供資料(2019/09/06)