序章 この本を読む前に知っておいてほしいこと
第1節 ここでいう「音楽」とは
第2節 ここでいう「職業」とは
第3節 ここでいう「キャリア」とは
第4節 キャリアが意味するところ

第1章 リーマン・ショックと東日本大震災ーー音楽界に与えた影響
第1節 リーマン・ショックとその後
第2節 日本における2度の「災後」とその後
第3節 リーマン・ショック後の欧米の音楽状況
第4節 「災後」の日本の音楽状況
第5節 レジリエンスからプロスペクトへ

第2章 人生100年時代の音楽家の生き方と働き方
第1節 人生100年時代とは
第2節 ライフ・ステージ・サイクル
第3節 キャリア発達理論
第4節 多様な働き方と学び方

第3章 音楽家のキャリア選択を考える
第1節 「自由に生きる」とは
第2節 合理的な意思決定の難しさ
第3節 音楽家のキャリア選択とバイアス
第4節 意思決定の難しさ
第5節 人生は偶然か必然か

第4章 社会を変革する音楽リーダーシップ
第1節 音楽と社会の関係
第2節 現代的課題としての音楽家の社会参加
第3節 アーティスト・シティズンとして

第5章 聴衆参加を促す「インタラクティブ演奏会」
第1節 インタラクティブ演奏会とは
第2節 ティーチング・アーティストとはどんな人?
第3節 インタラクティブ演奏会を企画してみよう
第4節 音楽教育との関係について

第6章 社会で必要とされる音楽や音楽家とは?
第1節 社会やコミュニティへの視点
第2節 アメリカの音楽社会人教育
第3節 「コミュニティ・アーティスト・プロジェクト」
第4節 現代的課題に向きあう
第5節 社会で必要とされるとは?

第7章 現代の音楽家に必要とされる教養
第1節 教養とは何か
第2節 日本の大学における教養教育
第3節 音楽大学における教養教育
第4節 社会音楽人に必要とされる教養

第8章 現代の音楽家の学び
第1節 大学で学ぶ意味
第2節 学位、資格、免許
第3節 大学でのリカレント教育のすすめ
第4節 プロティアン・キャリア
第5節 エンプロイアビリティの向上

終章 私のキャリア論
第1節 悩める欧米人
第2節 東洋的キャリア論の試み
第3節 自由な自分、自律した自分
第4節 私のキャリア論

おわりに