「m.s.t.(Make the Scenery Tune~景色に音を~)」をコンセプトにした音楽は、日常の小さな出来事をテーマに叙景的かつスリリングに展開し、リスナーの共感を集めている。今作は、全曲新録で構成され、ジャズ・ポップス・ファンク等の様々な要素が絡み合い芳醇な作品に仕上がっている。
1「弧を描く」はジャジー&ポップで叙情的な導入部から、後半へ進むに連れてケイオティック感を増し激情的に変化していく。新生m.s.t.の幕開けを感じさせてくれるパンチ力抜群の1曲。
2「Days」は心地よいピアノと、溢れ出る美メロの応酬、熱情を煽るバンドアンサンブルが魅惑的なリード・トラック。フルのバンド編成ならではのダイナミックなサウンドがクロスオーバーし、これぞm.s.t.節!胸が高鳴る名曲だ。
他にもドラマティックなジャズ曲や、リズミカルでファンキーな曲などバラエティ豊か、ハラハラドキドキさせてくれるリズム・セクション、唸りを上げるギター、涙腺を刺激するピアノの音が感情を高ぶらせる。キャッチ―で個性豊かな楽曲群が揃っており、まるで1本のミュージカル作品を見ているかのようなアルバムだ。勢い止まないm.s.t.渾身のニューフルアルバム「Days」は、古き良きジャズから近年の邦ジャズまで、全てのジャズを愛する皆様に聴いて欲しい必聴盤だ。
Musicians are... Pf,Keys : 持山翔子(m.s.t.) , Bass : 小山尚希(m.s.t.) , Guitar : 朝田拓馬 , Drums : 山内陽一朗 , Percussions : 山下あすか ピアニスト持山翔子とベーシスト小山尚希のユニット。2011年活動開始。国際作曲コンペティション(ISC)2015にて、"Karkinos"(『predawn~景色と連なり~』に収録)がファイナリスト選出。『緑と風』がJazz Life DISC GRAND PRIX 2017 ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤーにてNew Star賞を受賞。スペシャルゲストとして神保彰氏(Drums)やNAOTO氏(Violin)を迎えてのライブも成功させている。
発売・販売元 提供資料(2019/12/03)
m.s.t. 約8年間の活動集大成ベスト盤『BEST』に続くアルバムが全国リリース決定!<m.s.t.(Make the Scenery Tune~景色に音を~)>をコンセプトにした音楽は、日常の小さな出来事をテーマに叙景的かつスリリングに展開し、リスナーの共感を集めている。今作は、全曲新録で構成され、ジャズ・ポップス・ファンク等の様々な要素が絡み合い芳醇な作品に仕上がっている。 (C)RS
JMD(2019/09/06)
持山翔子(ピアノ)と小山尚希(ベース)によるジャズ・ユニットが、ここまでの活動を集大成したベスト盤『BEST』に続いて、Playwrightからオリジナル作をリリース。優美な導入から情熱的に展開していくオープナーの"弧を描く"をはじめ、耳を通じて色彩が浮かんでくるような音世界はよりダイナミックに磨かれている。ファンキーで軽妙な"ピノ"、スリリングなフュージョン"第二の刺客"など多様な風景が楽しめる一枚だ。
bounce (C)香椎恵
タワーレコード(vol.433(2019年11月25日発行号)掲載)