Anderson .Paak、Gwen StefaniのバックシンガーやJ. Coleのオープニングアクトもつとめ上げた実力派!!深く魅力的な歌声で70~90年代の温かく刺激的な旨味を現代に表現し直す極上の最新作!
常に世界の音楽シーンの最先端を示し続ける音楽都市ロサンゼルス出身、自身を「エレクトリック・ソウル・シンガー」と称するアーティスト・Raquel Rodriguez(ラケル・ロドリゲス)。Anderson .Paakをはじめとしたトップアーティストたちのツアーやレコーディング、ライブ共演をするなどその実力が高く評価されてきた彼女の最新作『The 310』と『The 310, Pt. 2』の2部作にボーナストラックを追加した日本限定盤が『310』としてリリースされる。
セルフプロデュース力やソングライティング力も極めて高い彼女だが、本作においてはさらにその感性を研ぎ澄ますべくドリームチームを結成。グラミー受賞暦もあるLettuceのNigel Hallが共同プロデュースとローズ演奏を務め、ベースにはBeyonceのプロジェクトにも参加したCorbin Jones、キーボードにはMoonchildのAndris Mattsonが参加している。そこから生み出される音は、70年代のファンクの泥臭さ、80年代の強烈なシンセサウンド、90年代の豊かなムードのR&Bを踏襲した懐かしさと温かさに溢れるもの。リバーヴがたっぷりと効いたバラード"You've Got Me"で愛を歌い、囁くように歌う"I Want It All"では自己実現について触れ、力強いパフォーマンスで聡明なリリックの世界を表現している。過去の偉大なソウル・シンガーたちへのリスペクトを強く感じさせる音楽性と、そこに確固とした足場を築く彼女の凜とした姿勢はタイムレスな音楽の世界をリスナーに改めて感じさせることだろう。
発売・販売元 提供資料(2019/09/02)
LA拠点のシンガーによる5年ぶり2作目は、レトロ・ソウルだった前作からガラリと趣を変え、ファンクと80~90年代サウンドに軸足を置いたのが大成功。90sなミッド・グルーヴに808カウベルを差し込む"Miles High"や、共同プロデュースを務めるナイジェル・ホール(レタス)らしさが出た痛快ファンク"Sophisticated Lady"、そしてシックやマイケル・ジャクソンをはじめとするさまざまなオマージュも楽しい快作。
bounce (C)池谷瑛子
タワーレコード(vol.432(2019年10月25日発行号)掲載)