稀代の歌姫アラ・ニはやはり天才だった!
ノスタルジックな前作がほんの序章に過ぎなかったことを痛感する才気爆発の大傑作2ndアルバム!!
なんとイギー・ポップ&キース・スタンフィールド参加! ほとんどのサウンドを"声"のみで作り上げた、さながら"アラ・ニ版ビョーク『メダラ』"な野心作! さらにアーティスト写真は、大御所ジャン・バプティスト・モンディーノ(マドンナ、プリンス、デヴィッド・ボウイ、ビョークなど)が担当! このアルバム、色んな意味でスゴすぎる…!
"夢幻の国のビリー・ホリデイ"というべきセピア色のノスタルジーに彩られたデビュー作『ユー&アイ ~四季の歌』('16)が大きな話題を呼んだロンドンのシンガー・ソングライター、アラ・ニが、衝撃の進化を遂げた2ndアルバムを完成! ストリングスやベースなど一部の楽器を除き、ほとんどのサウンドを彼女最大の武器である"声"の多重録音や、ヒューマン・ビート・ボックス、ボディ・パーカッションのみで構築したという本作は、まるでビョークの『メダラ』('04)を思わせる芸術性と先鋭性を備えながら、キャッチーさもまったく損なわれていないという驚くべき作品。前作そのままのゆったりドリーミーなレイドバック・ポップはもちろん、オルタナティヴ・ソウルとでもいうべき新境地、イギー・ポップのポエトリーやキース・スタンフィールドのラップをフィーチャーした"攻めた"楽曲まで、アラ・ニのただならぬクリエイティビティと才能が凝縮された"名刺代わりの1枚"たるべき傑作です!
発売・販売元 提供資料(2023/02/24)
稀代の歌姫アラ・ニはやはり天才だった!ノスタルジックな前作がほんの序章に過ぎなかったことを痛感する才気爆発の大傑作2ndアルバム!!なんとイギー・ポップ&キース・スタンフィールド参加!ほとんどのサウンドを"声"のみで作り上げた、さながら"アラ・ニ版ビョーク『メダラ』"な野心作! (C)RS
JMD(2019/08/29)
シンガーとしての非凡な才能を披露したデビュー作から3年ぶりとなる2作目は、ストリングスやベースなどを除くすべてのサウンドを彼女自身の声の多重録音やヒューマン・ビートボックス、ボディー・パーカッションのみで構築。イギー・ポップのポエトリーやキース・スタンフィールドのラップをアクセントにしながらもレイドバックした世界観はそのままに、表現者としての野心を詰め込んだ会心作。
bounce (C)藤堂てるいえ
タワーレコード(vol.433(2019年11月25日発行号)掲載)
30~40年代辺りの空気感を湛えたノスタルジーな音楽性と、柔和で癒しをもたらす美声が評判を呼び、〈Tiny Desk Concerts〉やジュールズ・ホランドの〈Later〉へも出演を果たしたアラ・ニ。良くも悪くもそのレトロさが目立った感もあるが、このセカンド・アルバムでは前作の面影を所々に残すも、楽器をほぼ排除して"声"の多重録音を中心に制作。まるでビョークの2004年作『Medulla』に通じる手法だが、奇抜さや実験性に走るということはなく、ポップなアレンジにより聴き易さは担保されている上、彼女の"声"の持つ能力を最大限に引き出している。懐古主義を払拭するどころか、こんなにも先鋭的とは!
intoxicate (C)青木正之
タワーレコード(vol.142(2019年10月10日発行号)掲載)