インディー・フォークの未来、ビッグ・シーフ 『U.F.O.F.』の対極に位置する最新作発売!
「疑う余地のない最高傑作」と謳ったピッチフォークをはじめ多くのメディアが絶賛し新境地を印象づける作品となった3作目『U.F.O.F.』を今年の5月にリリースしたばかりのインディー・フォーク・バンド、ビッグ・シーフが早くも4作目となる新作アルバム『Two Hands』をリリース。
ワシントン州の湿った森の中にあるベアー・クリーク・スタジオで、音響効果も駆使しながら、〈天空〉をテーマにレコーディングされた『U.F.O.F.』に対して、本作『Two Hands』はテキサス州の赤土のペカン果樹園にあるソニック・ランチ・スタジオで〈泥〉をテーマにメンバー4人だけでライヴ・レコーディングが行われ、前作と同じプロデューサー(アンドリュー・サルロ)、同じエンジニア(ドム・モンクス)を迎え完成させた。
バンドの核にあるトラディショナル・フォークの影響を剥き出しにした音像、そして内省的な歌詞という共通点はあるものの、今作では感情の揺れをダイナミックに表現するヴォーカルの魅力を最大限に生かすことに専念し、アンサンブルと音数を削ぎ落とすことでより生々しいバンド・サウンドを前面に押し出している。
フォークの影響が色濃く出た繊細な楽曲「Rock and Sing」「Wolf」や、すでにライヴでも披露されている力強いバンド・サウンドが魅力の「Forgotten Eyes」「Shoulders」、そしてPitchforkのBestNewTrackを獲得したエモーショナルでフリーキーな歌と演奏で圧巻という言葉がふさわしい先行シングル「Not」といった楽曲を収録し、緊迫感のあるサウンドとエイドリアンの美しい歌声とファルセットが交差する躍動感のあるアルバムに仕上がった。限定輸入盤LPはピーチ・カラー・ヴァイナル仕様でのリリースとなる。
発売・販売元 提供資料(2019/08/22)
バンドとしてはシンプルなサウンドですが、シンプルが故にボーカルのエイドリアンの歌声がスッと入ってきて心地よいです。アルバム通して素晴らしい曲ばかりですが、特に「Not」のギターソロには鳥肌が立ちました。