弾いて踊れる"インストゥルメンタル・アイドル"、リンジー・スターリング。アクロバティックなダンスを披露しながらエレクトリック・ヴァイオリンを奏でる彼女はたちまち大きなセンセーションを巻き起こし、そのエレクトロ・ヴァイオリン・サウンドと唯一無二のパフォーマンスで世界中のファンを魅了している。ここ日本でも、「千本桜」のカヴァーやコスプレなどで話題を集めたことを覚えている人も多いだろう。
そのリンジーが2017年のウインター・アルバム、『WARMER IN THE WINTER』から約2年振りとなる新作アルバムをリリースする。彼女にとって通算5作目となるアルバムのタイトルは『ARTEMIS』。月の女神を主人公としたストーリーを描きながら、彼女はそこに自分自身のパーソナルな体験を反映させているという。その中には、苦難を乗り越えたり、人生の下り坂をくぐり抜け、幸せと力を手にしようとする人々の葛藤や闘いをテーマにした曲も含まれている。 「忍耐の一つの例として月を上げることが出来るとおもう。月は何度も何度も繰り返し影に覆われていて、無知な人はその存在を消してしまおうとしているのではないかと考えてしまうかも知れない。私自身、哀しみや鬱な気持ちといった"影"に心が覆われそうになった時があった。二度と幸せを感じることが出来ないのではないかと思ってしまうぐらい。でも、月が私に力強いアドバイスをくれたの。影に覆われたとしても、それは月が無くなったわけじゃない・・・そして光を完全に取り戻すことをあきらめたわけでもないってね。アルテミスは月の女神なの。このアルバムは彼女の物語であり、私の物語でもある。そしてきっとみんなの物語だとも思うの」アルバムについて彼女はそう語っている。
アルバムからのファースト・シングルとなるのは、エレクトリック・ヴァイオリンによるダークなEDMナンバー「Underground」。ダークな近未来世界を舞台に、暗い世界に繋がれたリンジーが月の女神によって解き放たれる、アルバムの世界観をそのまま反映したミュージック・ビデオにも注目だ。また最近ではエヴァネッセンスとSythesis Liveツアーで一緒に回っていた彼女、アルバムにも1曲、エイミー・リーをフィーチャーした「Love Goes On and On」が収録されている。この他、アメリカのシンガー・ソングライター、エル・キングをフィーチャーした「Upside」もアルバムには収録されている。
発売・販売元 提供資料(2019/08/23)