グアラニー族に伝わる理念「悪なき大地」をテーマにした前作『TIERRA SIN MAL』が、アルゼンチンの優れた音楽作品、アーティストが選出される、最も権威のある〈ガルデル賞〉の「オルタナティヴ・フォルクローレ部門」にノミネートされ、その活動にますます注目が集まるシルビア・イリオンドが約3年の歳月を注いで完成させた珠玉のアルバムが待望のリリース!
アルゼンチンのネオ・フォルクローレ・シーンで最も世界性をもつシンガーとして称讃されるシルビア・イリオンドと「生きる国宝」と評されるギタリスト・作曲家フアン・ファルーによる至高の〈声とギター〉のアルバム。フアンの創造的な楽曲、演奏に運ばれるシルビアの瑞々しい声は「古代の祈り」(antiguo rezo)を呼び覚まし、魂が過去に遡り、人びとの心にふれる、希望、喪失、鎮魂、闘争、虚無、愛、花、大地の歌となる──。
発売・販売元 提供資料(2019/08/15)
ネオ・フォルクローレの古典(?)とも評される名盤『Tierra Que Anda』で知られるシルビア・イリオンドの新譜。2018年リリースされた前作『TIERRA SIN MAL』はカルロス・アギーレらが参加し、ジスモンチをして「大地の香りを感じさせる歌」と言わせしめたその声に多彩な色を添えた。今回、「声とギター」のデュオ、というと何やら先ごろ他界したジョアンを思わせるが、スペイン語のしっとりとした慕情にギターの響きに仕込まれたフォルクローレの高地の澄んだ空気と光が差し込む。作曲家にしてギタリストであるフアン・ファルーの高貴な、なんとも落ち着いた音の運びが心地いい。
intoxicate (C)高見一樹
タワーレコード(vol.142(2019年10月10日発行号)掲載)