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フォーマット 書籍
発売日 2019年09月14日
国内/輸入 国内
出版社アルテスパブリッシング
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784865592108
ページ数 336
判型 A5

構成数 : 1枚

  1. 1.[書籍]

湯浅譲二90歳記念出版!
未踏の地をめざす現代性と、古典への遙かなまなざしと。
日本作曲界最後の巨匠の活動を一望する。

デビュー作《2つのパストラール》(1952)、実験工房での武満徹らとの活動、禅とサルトルへの傾倒、さまざまな「プロジェクション(投企)」、電子音楽への取り組み、芭蕉、世阿彌ら日本の伝統的な美学への憧憬、そして21世紀の作品群へ──
西洋音楽を基盤につねに未聴の前衛性をめざしながら、日本古来の美意識につらなる者としての自覚を作品に刻みつづけてきた日本作曲界最後の巨匠、湯浅譲二。
本書は、1980年代からその活動に着目し、作曲家本人と親しく交流しながら、研究を続けてきたイタリア人音楽学者によって書かれ、緻密で徹底的な分析と、作曲家への敬愛にもとづくあたたかなまなざしが同居した、唯一無二の伝記的研究書となっている。
日本版では、湯浅の幼少時から近年にいたる活動や交流を示す写真や、そのユニークな作曲過程を示す自筆のグラフなどの写真を独自に掲載。訳者による詳細な年譜と作品目録も付した。

作品の情報

メイン

その他
フィーチャードアーティスト: 湯浅譲二

商品の紹介

西洋音楽への憧れが音楽を志す出発点だった、というだけでは十分ではない。彼にはもう一つの音楽がすでに鳴って、憧れである西洋音楽を光源にして現れる影のように現れる。光の明度が増せば、色が濃くなるその影のような私たちの東洋音楽に日本の作曲家である伊福部昭、武満徹やこの本の分析の対象である湯浅譲二は光を当て独自の音楽を作り、その世界化に成功した。他者の視線経由なのか?他者の言語に寄生したのか?外国語を使って書くマイナー文学の作家のようなマイナー音楽の作家として、イタリア人音楽学者が湯浅譲二の音楽と彼の時代を解体し、分析する。湯浅の音楽を再び世界に開く。
intoxicate (C)高見一樹
タワーレコード(vol.142(2019年10月10日発行号)掲載)

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