エレクトロニカ史に燦然と輝くムームのデビュー・アルバム20周年記念盤!
リマスター&クロノス・カルテット、ハウシュカ、ソーレイによるリワークを含めた2枚組デラックス・エディション!
1999年12月23日にアイスランドでひっそりとリリースされた1枚の作品がエレクトロニック・ミュージックの風景を一変させた。いまやアイスランドを代表するバンドとなったムームのデビュー・アルバム『Yesterday Was Dramatic - Today Is OK』。当時、クリスマスで忙しい人々は若いバンドがレイキャビックの路上で売るレコードには見向きもしなかった。だが、ほどなくしてこの作品は世界に発見され、2000年前後に発展を遂げることになるエレクトロニカと呼ばれる音楽ジャンルの礎を築いたもっとも重要な作品のひとつにみなされるまでになった。
当時、生楽器ベースのプロダクションで電子音を使用するアプローチはまだそれほど多くはなく、クラリネット、アコーディオンやストリングスなどの生楽器と細やかなグリッチノイズとドリルンベースにインスパイアされたチョップ・ビート、華やかなエレクトロニクス、そして美しいウィスパー・ヴォイスのヴォーカルを見事に融合させたムームのサウンドは後世に多大な影響を与えた。グンナル・オルン・ティーネス、オルヴァル・ソーレヤルソン・スマウラソン、ギーザ・ヴァルティスドッティル、クリスティン・アンナ・ヴァルティスドッティルの4人の若者が奏でたサウンドは20年もの時を経たいまも輝きを放っている。
本作は名作『Yesterday Was Dramatic - Today Is OK』のリリース20周年を記念する再発盤で、再発にあたりオリジナルの10曲はリマスタリングが施されている。新たにクロノス・カルテット、ハウシュカ、ソーレイによるリワークに加え、2001年にリリースされた同作品のリミックス・アルバム『Remixed』より、Ruxpin、Bix、µ-Ziq、Biogenによるリミックス4曲を加えた2枚組仕様。リマスタリングはヨハン・ヨハンソン、ソーレイ、パスカル・ピノンなど数々のアイスランド人アーティストの作品を手がけるフランチェスコ・ドナテッロが担当。
また国内流通盤のみ長年アイスランドの音楽シーンを日本に紹介しつづけている小倉悠加によるライナーノーツつき。
発売・販売元 提供資料(2019/07/30)