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フォーマット |
CD |
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構成数 |
3 |
国内/輸入 |
輸入 |
パッケージ仕様 |
- |
発売日 |
2019年08月22日 |
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規格品番 |
SWR19080CD |
レーベル |
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SKU |
4589538743550 |
今回登場のメモリアル・アルバムは、1971年と2013年に収録された2種類の「マーラー:交響曲第6番」の演奏が収録されており、ギーレンの解釈の熟成を目の当たりにすることができます。どちらもギーレンEdition 第6集「マーラー交響曲全集」(SWR19042CD)に収録された1999年9月録音の音源とは違う貴重なもので、ギーレンファンにとってまたとない贈り物となります。この2種類の演奏は、第2楽章と第3楽章の順序が1971年(1999年録音も)においてScherzo,Andanteの順になっているのに対し、2013年の演奏は「マーラーの最初の構想に近い」とされるAndante,Scerzoの順になっています。そして何といっても際立つのは演奏時間の違いでしょう。2013年の演奏は、1971年はもちろん、1999年の演奏よりも更に遅く、1枚のCDに収録できないほどの長さ(約94分!)、まさにギーレン熟考の末のマーラーが展開されています。2001年のインタビューの抜粋も、短いながら、ギーレンが考える「マーラーと宗教の関係」が、第6交響曲のハンマーの用い方を例に示されるなどとても興味深い内容となっています。3枚組ですが、1枚分の特別価格です。
ナクソス・ジャパン
構成数 | 3枚
合計収録時間 | 00:00:00
ミヒャエル・ギーレン追悼アルバム
マーラー(1860-1911):交響曲 第6番…1971年&2013年、2種の演奏
[CD1]
交響曲 第6番 イ短調
1.第1楽章:Allegro energico, ma non troppo. Heftig, aber markig 21'04
2.第2楽章:Scherzo. Wuchtig 12'02
3.第3楽章:Andante moderato 13'15
4.第4楽章:Finale. Allegro moderato - Allegro energico 27'36
録音 1971年5月12日-14日 バーデン=バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ
[CD2]
交響曲 第6番 イ短調
1.第1楽章:Allegro energico, ma non troppo. Heftig, aber markig 27'45
2.第2楽章:Andante moderato 15'31
3.第3楽章:Scherzo. Wuchtig 16'09
[CD3]
交響曲 第6番 イ短調…CD2の続き
1.第4楽章:Finale. Allegro moderato - Allegro energico 34'40
録音 2013年8月21日 ライヴ ザルツブルク、祝祭劇場 大ホール
ミヒャエル・ギーレン(指揮)
南西ドイツ放送交響楽団
2.マーラーは宗教を信じていましたか?
2001年11月13日、パウル・フィービヒのギーレンへのインタヴューより抜粋(1分43秒)
CD1…初リリース
CD2,CD3:1…初リリース
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1.[CD]
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2.[CD]
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3.[CD]
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2019年3月に亡くなったギーレンの追悼盤として、初出である2種のマーラー6番が3枚組で突如リリースされた。1971年録音は曲の認知が拡がる前の時期とは言え、その頃既にあった競合盤とは比べ物にならないほどの熟知の上での解釈を思わせる安定感ある演奏。一方、2013年の最後のザルツブルク公演となった方は壮絶の一言。テンポは恐らく最も遅い部類でありながらも、異様なまでに凝縮されたように感じ、音楽的に圧迫・圧倒される。テンシュテットの晩年とは異なるテンションだが、この凄さはギーレンならでは。このテンポについていくオケにも称賛を送りたい。
intoxicate (C)北村晋タワーレコード (vol.142(2019年10月10日発行号)掲載)
CD1のスタジオ録音の1971年盤も凄いです。同時期のバーンスタインNYP盤やクーベリック盤と比べても全く遜色ありません。いや、其れ以上です。録音時間はバーンスタインNYP盤に比べ3分程短いだけ)ギーレンはアンチ・バーンスタイン(『バーンスタインはマーラーを俗悪にしたんですよ!』ー「マーラーを語る」音楽之友社より引用)ですが、此の演奏を聴くと結果的にマーラーを正しく(音楽として)理解していたのはギーレンであった事が分かります。バーンスタインの功績はマーラーを広く世に知らしめた事です。其れでも表現方法はバルビローリの方が正しいのですが・・・。
CD2&3のザルツブルク音楽祭・ライヴ(何と8/21の一発録り!)の2013年盤はこれぞ「第6」の決定盤と評価出来ます。此の録音を聴く迄アッバードのベルリンフィルライヴ(2004年)が第6番のメルクマールでしたが、ギーレン2013年盤は其れを超えています。此処はこう歌って欲しい、此処では打楽器がこう鳴って欲しい、と言う(私の個人的な)希望が100%叶えられています。真に「第6」を聴く醍醐味此処に有り、の感です。(シノーポリ、井上道義、インバルの第6も個性的で好感度大なのですが)ハンマーの打撃音の迫力はアッバード盤、ザンダー盤に一歩譲りますが、其れでも平均以上、合格点です。ブーレーズ盤の様な「ゴトッ」と弱く撃つ演奏の対極ですね。鞭やカウベルの音も明瞭です。
此れだけ音楽を堪能出来て価格がCD1枚分って、信じられない程良心的です。こう言う音盤にこそ「賞」を与えるべきだと思います。「音楽評論家」(最近は「クラシック・ファシリテーター」等と自称する馬鹿も居る)は何を考えているのでしょうか?
マーラーの第6番はやはりドイツのオーケストラで聴きたい、しかもギーレンはいかにも第6番が得意そう、ということで購入しました。
楽章の順番が違う2種類の演奏、私は、Scherzo,
andanteの順が好きなのですが、2013年のandante,Scherzoの順の演奏にも捨てがたい魅力があります。演奏がややゆっくりなので、第1楽章展開部の叙唱と呼べるようなコンサートマスター、クラリネット、バスクラリネット、ホルン、フルート、ファゴット、そしてチェレスタ等の小さな打楽器のアンサンブルとトランペットの朗唱、第2楽章のオーボエ、フルート、クラリネット、ホルン、ハープのアンサンブルと高音でもキンキンしないクラリネットのソリ、第4楽章のトロンボーンの叙唱と小さな打楽器のアンサンブルといった場面の美しさがよくわかります。
2013年の演奏を聴く。極微から極大までの圧倒的な音響空間に一挙に引き込まれる。若い頃に初めて聴いた時は統一と崩壊の重層するモチーフに唖然としたことを記憶している。ギーレンは克明に楽曲を掘り起こすことにより、余裕を持って管弦楽を鳴らし切るという指揮振りだ。会場で聴いたら声も出ない程の感銘を受けただろう。一聴の価値あり。
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