ベース・ミュージックにヒップホップ、ラテンやレゲエなど、世界中の音を織り交ぜるグラミー賞ノミネート・プロデューサーDJスネイク。全米1位に輝いた「レット・ミー・ラヴ・ユーfeat.ジャスティン・ビーバー」が収録されたデビュー・アルバム以来、3年ぶり、2作目となるオリジナル・アルバム発売。本作には全世界でミュージック・ビデオが14億回以上再生され、ビルボード・ラテン・ミュージック・チャートで1位を獲得した「タキ・タキ・ルンバ feat. セレーナ・ゴメス、オズナ、カーディ・B」が収録。 (C)RS
JMD(2019/08/17)
フランス語で〈好きなことを何でもやれる自由〉を意味するタイトルの新作は、スネイクが出身地のパリや旅から閃きを得て創造性の境界線を破ることに挑戦した一枚だそうだ。なるほど、ラテン/レゲトン全開のセレーナ・ゴメス×オズナ×カーディBを迎えた情熱的な"Taki Taki"、サビがエモいJ・バルヴィン×タイガとの"Loco Contigo"の2大ヒット、インド風味でユニークな"Magenta Riddim"、ブライソン・ティラーとトラップ・ソウルに挑んだ"Smile"など、新規路線の存在感が増して楽曲もゲストも比較にならないほど多様化。ジャケに凱旋門を描き、チャミ、マラー&マーサーとコラボしたバンギンな"Made In France"、ガシとの南国ヒップホップ"Paris"など随所で自国へのプライドも覗かせる。
bounce (C)青木正之
タワーレコード(vol.431(2019年9月25日発行号)掲載)