2019年にリリースされた2ndソロアルバム。1stアルバムのスタイルを踏襲しつつも、今作は全曲共作となり、歌い手に徹しつつ、よりメロディーに力を入れた作品となっている。ド直球なロックナンバーの(1)から始まり、軽快なリズムのピアノが曲を引っ張っていく(5)、ヘビーなビートでサビのシャウトが印象的な(10)。前作よりも明るいナンバーが多くサッと聞きやすい1枚。
タワーレコード(2024/09/18)
なぜリアム・ギャラガーなのかって?リアム・ギャラガーだからだよ。
己の信じる道をただ突き進む、UKロック界の風雲児がセカンド・ソロ・アルバムをリリース!アナログ・レコードも同時発売!
――俺抜きだと退屈だろ?
前作『As You Were』がUKチャートNo.1を記録した稀代のロックンロール・スター、リアム・ギャラガー。その彼が待望のセカンド・アルバムをリリースすることを発表した!
アルバムからのファースト・シングルとなるのは「Shockwave」。既に「Shockwave」が全英シングル・チャートのTOP10入りを果たしているこの曲は、リアムらしいストレートなロックンロール・ナンバー。前作収録の「Wall Of Glass」と同じFrancois Rousselet監督によるミュージック・ビデオもまた、"リアムらしい!"と評判を呼んでいる。リアムとともにこの曲を制作したのは、前作『As You Were』でもプロデュースを手掛けた2人のキー・パーソン、アンドリュー・ワイアット(Andrew Wyatt)とグレッグ・カースティン(Greg Kurstin)。レコーディングは、レコーディングはLAとロンドンのRAK Studiosにて行われたという。ちなみにリアムはこの曲について以下のように語っている。「生きること、曲を書くこと。とにかくウズウズしてる。こうして新しいミュージックと共に戻ってこれたのは最高だ。ステージに立って、ギグをやって、お前等になにかを届けるってことが俺にとってやるべきことだからな。俺抜きだと退屈だろ。」
発売・販売元 提供資料(2019/06/28)
俺が歌えば、それは俺の歌になる--海外のインタヴューで最近そう答えていたリアム。バンドの顔として〈ロック・スター〉をしてきた彼が、オアシス後はソロという場所でむしろ成功した理由はこれだろう。前作を手掛けたグレッグ・カースティンとアンドリュー・ワイアットがこの2作目にも全面参加、曲はプロデューサー陣により練られ、歌い手(と、恐らく全歌詞)に徹したリアムがポップ・フォークを主軸とした音楽に声を載せる。"Be Still"や"The River"のようなハードな曲もあれど、瑞々しく若々しい歌声が前に来るから、重さを感じさせない。心優しきラッドがバンドという呪縛を離れ、肩の力を抜いて音楽と向き合えた様まで見え隠れする。丸くなった? 違う、これは完全な自信を獲得したからこその一枚だ。
bounce (C)妹沢奈美
タワーレコード(vol.431(2019年9月25日発行号)掲載)
Tr.1 Shockwaveのイントロのギターだけでこのアルバムの成功を感じさせるし、
Tr.5 Haloでは全編ピアノが引っ張ってくオールドな感じだが、
疾走感があって気持ちいい。
それにしてもTr.9 Meadowはサージェントペパーズとかあの辺に入っててもおかしくないな。
ビートルズ好きなんだな。