2019年にリリースされた2ndソロアルバム。1stアルバムのスタイルを踏襲しつつも、今作は全曲共作となり、歌い手に徹しつつ、よりメロディーに力を入れた作品となっている。ド直球なロックナンバーの(1)から始まり、軽快なリズムのピアノが曲を引っ張っていく(5)、ヘビーなビートでサビのシャウトが印象的な(10)。前作よりも明るいナンバーが多くサッと聞きやすい1枚。
タワーレコード(2024/09/18)
前作『As You Were』がUKチャートNo.1を記録した稀代のロックンロール・スター、リアム・ギャラガー。その彼が待望のセカンド・アルバムをリリース! (C)RS
JMD(2019/07/03)
俺が歌えば、それは俺の歌になる--海外のインタヴューで最近そう答えていたリアム。バンドの顔として〈ロック・スター〉をしてきた彼が、オアシス後はソロという場所でむしろ成功した理由はこれだろう。前作を手掛けたグレッグ・カースティンとアンドリュー・ワイアットがこの2作目にも全面参加、曲はプロデューサー陣により練られ、歌い手(と、恐らく全歌詞)に徹したリアムがポップ・フォークを主軸とした音楽に声を載せる。"Be Still"や"The River"のようなハードな曲もあれど、瑞々しく若々しい歌声が前に来るから、重さを感じさせない。心優しきラッドがバンドという呪縛を離れ、肩の力を抜いて音楽と向き合えた様まで見え隠れする。丸くなった? 違う、これは完全な自信を獲得したからこその一枚だ。
bounce (C)妹沢奈美
タワーレコード(vol.431(2019年9月25日発行号)掲載)
Tr.1 Shockwaveのイントロのギターだけでこのアルバムの成功を感じさせるし、
Tr.5 Haloでは全編ピアノが引っ張ってくオールドな感じだが、
疾走感があって気持ちいい。
それにしてもTr.9 Meadowはサージェントペパーズとかあの辺に入っててもおかしくないな。
ビートルズ好きなんだな。