リーダーであるA-THUGを筆頭にSEEDA、STICKY、BES、bay4k、MANNY、SAC、I-DeAらが名を連ねた日本語ラップ・シーン最重要な伝説的グループ、SCARS。BLACK EYE PATCHとのコラボレーションなどでA-THUG、SEEDA、STICKY、BESを中心にリユニオンを果たし、再びその名を目にすることが多くなった昨今、現在もライヴの際にパフォームしている名曲群を収録したハスリング・ラップ最高峰としても知られる、2006年リリースの傑作にして超問題作なファーストアルバム『THE ALBUM』が完全限定プレスの2枚組仕様で初のアナログ化!
発売・販売元 提供資料(2019/09/20)
リーダーであるA-THUGを筆頭にSEEDA、STICKY、BES、bay4kらが名を連ねる日本語ラップ・シーン最重要な伝説的グループ、SCARSが2006年に放った傑作にして超問題作ファースト・アルバム『THE ALBUM』!奇跡のデジタル・リリース、CDリイシューに続いて待望の初となるアナログ化が実現! (C)RS
JMD(2019/09/20)
“A”THUGを中心にI-DeA、SEEDAらが名を連ねるクルー=SCARS。すでに関連ミックスCDなどで日本語ラップ・ファンの間でも話題の彼らによるファースト・アルバムは、オーソドックスでソウルフルなサンプリングを主体とするトラックの下、ラップはUS式の〈ストリート〉にメンタリティーを置く。その美意識がある種のスノビズムやナルシスティックな方向へと向かうことなく紙一重ですり抜けるのは、英語から引き出されるフロウに傾かぬラップによるもの。BESらの確かなスキルもさることながら、“A”THUGらが絵に描いた〈ストリート〉からこぼれる、時に滑稽でサマにならない、なりきらない、いびつなラップの天然ぶりこそ彼らの強みだ。そうした幅がクォリティーの高いトラックと共にシェイプアップされている感こそあるものの、いまも未成熟なラップに象徴される、彼らの型破りな展開を今後も期待させるアルバムだ。
bounce (C)一ノ木 裕之
タワーレコード(2006年09月号掲載 (P80))