アイオワが産んだ猟奇趣味的激烈音楽集団、スリップノットが、通算6枚目となるアルバムをロードランナーよりリリース!数々の苦難&受難を乗り越え、いよいよ完全復活を果たす――――。 (C)RS
JMD(2019/05/21)
アイオワが産んだ猟奇趣味的激烈音楽集団、スリップノット。数々の苦難&受難を乗り越え、いよいよ完全復活を果たす――通算6枚目となるニュー・アルバム『ウィー・アー・ノット・ユア・カインド』をロードランナーよりリリース!今回のアルバム・リリースについて、ギタリストのジム・ルートは「これまでの中で最も作詞作曲とレコーディングに時間をかけたアルバムだ。このアルバムを作った時にインスピレーションになったのは、シングルだけじゃなくフル・アルバムを作る事にこだわっているアーティストたちだ。今の音楽業界はとにかくシングルを出して稼ぐ方向に傾いているけど、俺たちスリップノットは一つの作品として完成している、アルバムでしか味わえない体験を届けたかった」と話し、M・ショーン・クラハンは、「俺たちが作っているアートは制作するのに時間がとても掛かっているんだが、その分すごくやりがいがある。4年間をかけてメンバーの感情と情熱を注いだこのアルバムだからこそ、やっと今回リリースすることになって俺たちは救われた気分だよ」と語る。今作は19カ国の総合アルバム・チャートにトップ5でデビューを果たし、日本、オーストラリア、そしてアメリカで1位を獲得した2014年のアルバム『5:ザ・グレイ・チャプター』以来となる6作目。同作を手がけたグレッグ・フィデルマンが、この最新アルバムでもスリップノットとプロデューサーとして名を連ねている。2018年発表されたシングル「オール・アウト・ライフ」は、今作の先行シングル「アンセインテッド」同様にM・ショーン・クラハンが監督を務めたミュージック・ビデオがリリース同日にYouTube上でトップ10にトレンド入りを果たし、ミュージック・ビデオ再生数が3500万回を記録、すでにストリーミング回数3500万回を突破している。
発売・販売元 提供資料(2019/05/17)
5年前の前作に続いてオリコン1位を獲得した6枚目のアルバムは、過去作とは一線を画する新境地に到達した内容に。スリップノットらしい衝動、憤怒、カオスを撒き散らす一方で、楽曲同士の繋がりやアルバムの流れに比重を置いた作りにより、孤高性をよりいっそう高めることに成功。神聖な女性コーラスが耳を惹く"Unsainted"、鍵盤が印象的なスロウテンポの"Spiders"など、新たな表情にドキッとする傑作と言いたい。
bounce (C)荒金良介
タワーレコード(vol.430(2019年8月25日発行号)掲載)