THA BLUE HERB、7年振りの5枚目遂に発売決定! (C)RS
JMD(2019/06/06)
THA BLUE HERB コメント
結成20周年を終えたTHA BLUE HERBが次に目指すべきものとは何か?
未だ足を踏み入れていない原野とはどこにあるのか?
その問いの答えとは、ILL-BOSSTINOとO.N.Oの胸中にずっと消えずにあったもの、「俺等は2枚組のアルバムをまだ創っていない」という、ずっと残してきた宿題。それは避けては通れないものとしつつも常に先送りしてきた大きなハードルだった。
その時が遂に来た、挑むのは今しかない、今ならきっと出来るはずだ、2人は再び長い開拓の日々に没入していった。
完全自主制作、フィーチャリングなし、全30曲。これまでで最も厳しいヤマでしたが、ここに、乗り越えました。
我々も既に47歳。ヒップホップの何が好きか、自分達の音と言葉で表したいヒップホップとは何か、もうはっきり見えている。安い早い軽いのトレンドなんざ構っちゃいねえ。成功も失敗も引っくるめて、これまでの自分達の経験、そしてそれが形作る自己と向き合い、前を向くアイデアをじっくり抽出して高い価値を提示しよう。浮かれた流行に我慢ならずに軽口を呟いたりはしない。世の中の不条理に恨み言を吐き捨てて終わりにはしない。いつか来た道をなかった事に、やがて行く道に知らぬふりをしない。日々変化していく想いをその季節限りで枯れていくものにしない。未来を、目が覚めたらもう消えていくだけの夢にはしない。
我々はまだ47歳。この頂に、不動なるものを残しておく。
発売・販売元 提供資料(2019/05/17)
THA BLUE HERB、結成20周年を経てたどり着いた、7年ぶり、5枚目のニュー・アルバムをリリース!ついにセルフタイトルを冠した今作は完全自主制作、フィーチャリングなし、2枚組全30曲、150分超収録!
発売・販売元 提供資料(2019/05/15)
結成20周年を経てTHA BLUE HERBが発表する5作目のアルバムは、2枚組全30曲の150分超を、いつも通り客演なしで貫徹する堂々のセルフ・タイトル作。震災後の時代を強く鼓舞するものともなりえた前作『TOTAL』から7年、ILL-BOSSTINOのペンは一人のラッパーとしての過去と現在のみならず、〈あんたのようなSOMEBODY〉を一人称とする曲も通じて、日々の営みのレヴェルにもさらに根を下ろす。2017年の『愛別 EP』の延長にあるO.N.Oのトラック群も、そうした言葉に寄り添うように飾らずシンプルで、アルバム全体を温和に包む。その中にあって、絶句するような日本を憂い、我が身と照らす"THERE'S NO PLACE LIKE JAPAN TODAY"~"REQUIEM"は、襟を正させるものとなろう。
bounce (C)一ノ木裕之
タワーレコード(vol.428(2019年6月25日発行号)掲載)