個性派サックス、ジェレミー・ウデンのスポンティニアスな新作
メンターであるレイシーをトリビュート!ドラマーは、ジョン・ベッチ!
1978年生まれ、40代となったサックス奏者ジェレミー・ウデンが、ニュー・イングランド・コンサヴァトリー時代のメンターであり、多大なる影響を受けた音楽家、スティーヴ・レイシーの楽曲およびスピリッツをトリビュートした作品。
メンバーは、ウデンの近年のプロジェクト"Belleville Project"の相棒であるフランス人ベーシスト、ニコラ・モレノー。そして、ドラムには、スティーヴ・レイシーの数々のユニットで活躍したジョン・ベッチ。ウデンとベッチは、2004年に逝去したスティーヴ・レイシーを追悼するNYで開かれたメモリアル・コンサートで一度共演したのみながら、モレノーは、パリに滞在するベッチと折にふれて演奏を重ねてきたとのこと。三者の縁がつながって、この新しいプロジェクトが結成されることになりました。
ウデンは今まで、カントリー~ロックのフィールとジャズの融合をみせた"Plainville"を率いてきたほか、既存のジャズの範疇を超えたものを追い求めて活動することを主にしてきましたが、ここでは楽曲的なものやコンセプトといったものよりも、シンプルで、自然発生的な演奏を望んだとのこと。またこのアルバム制作に際して、ウデンは、"自分がどれほどにスティーヴ・レイシーの音楽にあこがれ、影響を受けたか改めて気付いた。また、その録音は遠い夢のようだった"とライナーで語っていますが、作品はそのリスペクトが端々から伝わるものに仕上がりました。
ウデン自身、スティーヴ・レイシーの楽曲や、縁の曲、そしてオリジナルと30曲を携えて渡仏。リハーサルは一度ながら、どの楽曲がベストか、どんな方向性にすべきかを見出し、10曲を収録。レイシーの音楽が自由で、アグレッシヴであると同時に、フリー的なルバートでもスウィング感も根にもって、自在な空間をつくっていたように、そのスピリッツを継承し、一期一会の演奏を繰り広げた記録。レイシーがなくなって15年の時が経ちますが、相棒であったベッチの演奏にも導かれて現代アーティストがその音楽に迫っています。
発売・販売元 提供資料(2019/05/14)