カリスマ的フロントマン、エリアス・ベンダー・ロネンフェルト率いるデンマーク発のロック・バンド、アイスエイジが、前作『Plowing Into The Field of Love』(2014年作)以来4年ぶりにリリースした通算4作目のアルバム『Beyondless』が、限定グレー・クリアヴァイナルで発売!
活動初期から失うことのない大胆不敵かつ、どのジャンルにも当てはまらない確固たる姿勢はそのままに、本作で遂にバンドとしての野心に追いつくことができたキャリア史上最高傑作。
NYパンクシーンのカリスマで作家としての顔も持つリチャード・ヘルは自身のエッセイを通して「アイスエイジの曲の歌詞には、私が今まで聴いたロック音楽の中で最も洗練されたボキャブラリーが使われている」とまで絶賛。
米PitchforkでBestNewTrackを獲得した「Catch It」(M-6)や、さらにそのコラボレーションでも話題となった「Pain Killer」(M-2)ではバンドのキャリアで初となる、モデルや女優としても第一線で活躍するスカイ・フェレイラをゲストヴォーカルとして起用!
アルバムリリースから約1年の歳月を経て発売される限定盤LPは日本語帯を付けたスペシャルな仕様で国内流通100枚限定でのリリースとなる。
発売・販売元 提供資料(2019/05/01)
来日ツアーも話題を呼んだコペンハーゲンの最重要バンドより、4枚目となるアルバムが到着。ハードコアを軸にした初期の獰猛なサウンドから一転、2014年の前作では哀愁のアメリカーナやカウ・パンクに接近してファンを驚かせた彼らだが、ストリングスやホーンを増強した今作のスケール感はもはや王者の風格だ。"Under The Sun"や"Catch It"など研ぎ澄まされた言葉でグルーヴを生んでいくナンバーがあれば、往年のストゥージズみたいに妖しくピアノを叩き付ける"The Day The Music Dies"もあって、さらに"Pain Killer"ではエリアス・ベンダー・ロネンフェルト(ヴォーカル)が恋人のスカイ・フェレイラとデュエットを披露し……と、カリスマ性と色気の大渋滞でクラクラする。ニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズとプライマル・スクリームが出会ったかのようなアンサンブル、そして虚ろな目をしたエリアスの酔いどれ詩人っぷりには同性ながら惚れてしまう。
bounce (C)上野功平
タワーレコード(vol.414(2018年4月25日発行号)掲載)