書籍
書籍

わたしたちを救う経済学-破綻したからこそ見える世界の真実

0.0

販売価格

¥
3,443
税込
還元ポイント

販売中

お取り寄せ
発送目安
2日~7日

お取り寄せの商品となります

入荷の見込みがないことが確認された場合や、ご注文後40日前後を経過しても入荷がない場合は、取り寄せ手配を終了し、この商品をキャンセルとさせていただきます。

フォーマット 書籍
発売日 2019年07月17日
国内/輸入 国内
出版社ele-king books
構成数 1
パッケージ仕様 -
SKU 9784909483348

構成数 : 1枚

序章──赤い毛布
拒絶された手/丘の上のかがり火/「お金はいつ返ってくるの?」/キリギリスはそこら中に/欧州とアメリカ──本書の3つの出来事/わたしたちの1929年/借金と罪/共通の過去の亡霊

1 弱い者は耐えるのみ
ずっと前からわかっていた/荒廃した欧州のための単純なアイデア/弟子が師匠を打ち負かす/メロス人の返答/晴れの日だけの還流システム/政治的な黒字還流か、野蛮に委ねるか/「われわれの黒字、われわれの還流メカニズム」/領分の防衛/米国の赤字、ドイツの不安、フランスの慢心

2 とんでもない提案
フランスの抱擁が二度退けられる/二度目の抱擁/別の手段による戦争/アメリカのグローバル・プラン/ド・ゴールの洞察/ギリシャの引き金/ドル化したカルテル/ラインをまたぐ動乱

3 不安な巡礼者
タガの外れた世界でヘビが這いずる/妙にまともな提案/「ヴォルカーのくそ野郎」、再び/選んだわけじゃない/コンドルセの小さな秘密/ヴォルカーが決闘を挑む/楽観主義の勝利?/時を超えた獣/アテネ巡礼

4 トロイの木馬
サッチャーの間違い/本来の性質ではない/ドイツ連銀の影響力/厚かましい連中/フランスの緩慢な凋落/残酷なグライドパス

5 捨てられたもの
メージャーの愚行、ラモントの入浴/結末/金融化が後押しする/加入の礼儀/共有される通貨、共有されない欠点/ヨーロッパ贔屓、ドイツ嫌い、フランスのエリート

6 逆戻しの錬金術師
熱狂/「否」の3乗/欺瞞/拒絶/財政的水責め/ポンジの緊縮/無力/ドミノ倒しか、それとも登山家の滑落か/無知/ポンジの緊縮の拡大/独裁支配/モンティの抵抗/モンティは行動の必要性を知っていた。そして、彼は行動した!/不履行/何がなんでも?/北と南/帝国の反撃/不穏な緩和/非常にヨーロッパ的なクーデター/悪意

7 バック・トゥ・ザ・フューチャー
ヘビのDNA/移民の夢、ポンジ詐欺による成長、不満の増大/入閣せずに、ナチが権力を掌握/ロトスの実を食べる者たち(すべてを忘れ至福の境地で暮らす)/メッテルニヒの残響/合衆国に戻る/ショイブレの計画/主権なくして民主主義はない/民主主義と裁量権の対決/分権的な欧州化、またはティナをタチアナに置き換える秘訣

8 欧州の危機、アメリカの将来
ヴェルサイユの亡霊/米国の将来が危機にさらされる/ガイトナーの憤怒からルーの懊悩まで/エピローグ──宗教支配の機が熟する

あとがき──不協和音からハーモニーへ

謝辞

補遺──ささやかな提案
どんな解決策にもかかってくる政治的な制約/ささやかな提案──四つの危機、四つの政策/結論──四つの現実的な政策が五つの誤った選択肢にとって代わる

解説 (松尾匡)
訳者あとがき (中野真紀子)

参考文献
索引

  1. 1.[書籍]

いま最も注目を集めるカリスマ経済学者
実際に危機を経験したギリシャ元財務大臣の代表作
世界中のメディアから称賛を浴びた起死回生への道筋
No.1ベストセラー、待望の翻訳!
解説:松尾匡

通貨統合が招いた悲劇──
強い者はやりたい放題、弱い者は耐えるのみ?
鋭い洞察と鮮やかな筆致が浮き彫りにする、各国リーダーたちの苦悩と策略、次々と覆される通説、知られざる戦後世界経済の壮大なドラマ
サブプライム住宅ローン危機を予言し、シリザ政権時にギリシャの財務大臣を務めた反緊縮派の筆頭、「Diem25」*を指導する経済学者によるベストセラーがついに翻訳刊行!

*哲学者のスラヴォイ・ジジェクやアントニオ・ネグリ、言語学者のノーム・チョムスキー、社会学者のサスキア・サッセン、経済学者のジェイムズ・K・ガルブレイス、アクティヴィストのスーザン・ジョージやフランコ・ベラルディ(ビフォ)、ジャーナリストのナオミ・クライン、ジュリアン・アサンジ、音楽家のブライアン・イーノやジャン=ミッシェル・ジャール、ボビー・ギレスピー、映画監督のケン・ローチなど、錚々たる面子が名を連ねる、欧州の民主主義改革運動。

ブレグジットに揺れるヨーロッパ、その危機の原因を三つの歴史的な出来事──ブレトンウッズ会議、欧州の通貨統一、リーマン・ショック──にスポットライトを当てながら、大国アメリカとの関係で入念に考察、ウィットに富んだ筆致で巧みに分析していく本書は、グローバル資本主義経済の歪みを解き明かす希望の光であり、国の借金がことさらに強調され格差が広がり続ける日本、そこに暮らすわれわれにとっても非常にリアルな1冊と言える。

作品の情報

メイン

メンバーズレビュー

レビューを書いてみませんか?

読み込み中にエラーが発生しました。

画面をリロードして、再読み込みしてください。