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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年04月11日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 文藝春秋 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784163910079 |
| ページ数 | 320 |
| 判型 | 四六 |
構成数 : 1枚
キーンさんが初めてオペラを観たのは15歳のとき。友達と連れ立って野外劇場で《カルメン》を観たキーンさんは、それまで上流社交界のものだと思っていたオペラが、ほかの舞台芸術にくらべてこんなに感動的だったのかと驚き、夢中になります。
15歳から96歳まで、長きにわたり、日本とオペラをこよなく愛したキーンさん。東劇のMETライブビューイングでは、上映前に一般のお客さんに向けて上演予定のオペラ作品の解説をなさることもしばしばでしたし、かつて雑誌『レコード芸術』などの常連筆者でもありました。日本文学研究の第一人者というだけでなく、熱狂的なオペラファンというもう一つの顔があったのです。オペラがかかると、嬉しくなって踊りだすキーンさんはまるで少年のようで、目がキラキラ輝いていました。
いまのオペラは外国語がわからなくても字幕が出ますし、生でオペラを観なくても、映画館でオペラを楽しめる時代になりました。オンラインでも楽しむことが可能です。オペラは手の届かない高尚な芸術ではなく、もっと気軽に楽しめる芸術なのです。
戦時下、ナチスがヨーロッパを支配しているときに見た『フィデリオ』の思い出、マリア・カラスの声を生で聴いたときの驚き、三島さんと語りあったオペラのこと、光源氏とドン・ジョヴァンニの比較論……。
日本と芸術をこよなく愛した、D・キーンさんからの最後の贈り物です!

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