そのカラフルなルックスとカリスマ性に溢れるスタイルでヒップホップ界に旋風を巻き起こしているストリーミング世代の若きスーパースター、リル・パンプ。大ヒット・シングル「Gucci Gang」でUSとヨーロッパ・チャートの頂点に輝き、Spotifyチャート2位、 Globalチャート12位、そしてプラチナ・ディスク認定を4回にわたり受賞している。ミュージックビデオの再生回数は現在すでに9億を突破。現在に至るまでの総視聴回数(ストリーミング、ミュージックビデオ視聴回数を合わせた)は合計20億回を優に超える。まさに記録破りのモダン・ティーンエイジ・アイコンなのだ。その彼が全世界待望のニュー・アルバムをドロップ!昨年から幾度となく話題に上っては、発売が延期となっていた『HARVERD DROPOUT』が、デジタルでリリースされたのは今年の2月22日のこと。米ビルボード・アルバム・チャートで初登場7位、TOP R&B/HIP-HOP アルバムチャートで3位を獲得したアルバムが、遂にアナログLPで発売。先行シングルとして1月にリリースされた「Racks On Racks」。飛行機と炎、金と女に銃が飛びまくる、跳ねまくり、爆発するワイルドでテンアゲなミュージック・ビデオも2700万回以上の再生回数をYouTubeで記録している。その「Racks On Racks」以外にも、オフセットをフィーチャーした「Fasho Fasho」、リル・ウェインをフィーチャーした「Be Like Me」(ちなみにこちらのミュージック・ビデオではタイトル通り、画数えきれないほどのリル・パンプのそっくりさんが登場している)、YGと2チェインズが参加している「Stripper Name」などミレニアル世代の豪華客演陣がズラリと参加。さらにYouTubeでアップされるや否や、1週間足らずで7600万回以上の再生数というHIPHOPのミュージック・ビデオとしては記録的な数をマークした、"カレッジ・ドロップアウト"カニエ・ウエストとの「I Love It」も収録されている。アルバムの発売に合わせ、2月から自身のYouTube Channelに"PUMP UNIVERSITY"なる大学を開校、リル・パンプ先生による"健康"、"成功"、"スタイル"についての"ちょっとしたレッスン"を指南する'ピー音'満載の迷講義をアップロードしている。さらには実際にあのハーバード大学を訪問し、学生にスピーチを行い、アルバムのタイトルに反し「大学からドロップアウトすることがクールだと思っている連中がいるが、とんでもないぜ」とドロップアウトするなと説いたという。お騒がせスーパースターとしての言動は19歳になっても変わることはないようだ。先日も「ブルーノ・マーズやマックルモア、レディ・ガガと一緒にやりたい」とインタビューで語っていたというリル・パンプ。HIPHOPシーンの最前線で暴れまくる若きスーパースターの夢と可能性は、まだまだ無限大に広がっていくのだ!
発売・販売元 提供資料(2019/04/19)
自身のキャッチフレーズであるワードを冠した"Esskeetit"、MVで俳優のチャーリー・シーンと共演した"Drug Addict"、まさかのカニエ・ウェストとのコラボ"I Love It"などなど、2018年からのヒット群も収録したセカンド・アルバムが正式にフィジカル化。それら先行曲の路線を踏襲する金、薬、女を中心に綴った過激な内容と煽情的なサウンド--そうした要素を嫌悪する識者もいるだろうが、キッズにはこれが痛快なのだ。
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タワーレコード(vol.428(2019年6月25日発行号)掲載)