MAメタルとも呼ばれる、ハードコアの獰猛性とヨーロッパ的なメロディアス性を持つモダン・ヘヴィ・サウンドを生んだ、マサチューセッツ州ボストン。この音楽的に重要な街に生まれ、その叙情性溢れる激情型ハードコア・サウンドで、現シーンにおける最重要アクトとして活動する最重要アクト、デフィーター。2008年のデビュー作『TRAVELS』以降、その圧巻の音像とドラマティックに展開するハードコア・サウンドで絶大な人気を得る彼らが、前作より約4年振りとなる、自らのバンド名をタイトルに冠した最新作『DEFEATER』を完成させた…!2004年、ボストン・ハードコア・シーンで産声を上げ、2008年にアルバム『TRAVELS』でデビュー、その後も2011年に『EMPTY DAYS & SLEEPLESS NIGHTS』、2013年に『LETTER HOME』、そして2015年に『ABANDONED』とアルバムを発表、新世代モダン・ハードコア・シーンの中核を成すバンドとして圧倒的支持を得るこのデフィーター。叙情性に満ちたドラマティックな曲展開と、獰猛に疾走するハードコア・サウンド、そして激情を迸らせながら感情を吐き出していくヴォーカル・スタイル…、彼らが生み出すその圧巻の音像は、ポスト・ハードコア・シーンのみならず総てのヘヴィ・ミュージック・ファンからも注目を集めている。
2013年、見事なサウンドスタイルとコンセプト的な歌詞でアルバム全体で一つの物語を語っていくそのストーリーテラーとしての手腕をいかんなく発揮した作品『LETTER HOME』で、モダン・ハードコアの頂点へと登り詰めた彼らだが、その後メンバーの病気の治療などで活動をセーヴすることに。その後、名門Epitaph移籍第一弾作品にして復活作とも言える前作『ABANDONED』を発表、彼らのスタイルをより強靭な形で提示したこの作品は、非常に高い評価を受ける。前作発表後しばらくすると、長年バンドのギタリスト/プロデューサとして活動していたジェイ・マースがバンドを脱退、その後しばらくバンドとしての活動を押さえ、ゆっくりと時間を過ごしたことで、残ったメンバーに再び「音楽」に対するの熱い炎が燃えさかっていく。新たなエネルギーと創作意欲、そして溢れる感情の総てを吐き出すべく、彼らは自らのサウンド・スタイルをより研ぎ澄ませた作品を、今ここに完成させたのだ。
今作のプロデュースを担当するのは、La DisputeやQuicksand、Turnstileなど、現ハードコア/モダン・ヘヴィネスを代表するプロデューサー、ウィル・イップ。デフィーターが持つ感動的なまでのメロディアス・ハードコア・サウンドが、ウィルによるクリアなプロダクションによって、より輝きを放つ圧巻の音像となって聴く者に襲いかかってくる…、そんな衝撃的なアルバムを作り上げてくれている。Epitaphレーベルからの2作目にして、バンドにとって通算5作目となるこの最新作。自らのバンド名をタイトルに冠したその見事な意気込みは、この作品の中に渦巻く激情的かつ叙情的なメロディアス・ポスト・ハードコア・サウンドを聴けば、ひしひしと伝わってくる。シーン最重要アクト、デフィーターは、この最新作で、さらなる高みへと登り詰めていくのだ…!
発売・販売元 提供資料(2019/04/05)