ラナ・デル・レゲエとも評される儚く官能的な美貌と洗練されたウィスパー・ヴォイスの魅惑--新星歌姫クロード・フォンテーヌが伝説的ミュージシャン達のヴィンテージ・アンサンブルをバックに放つ極上デビュー・アルバム!
且つてはライも所属し、バッドバッドノットグッドやノサッジ・シングで知られるレーベルInnovative Leisureの猛プッシュを受けていることも納得の才能=クロード・フォンテーヌ。
ありとあらゆるレコードが揃う、ロンドンの老舗Honest Jon'sに足繁く通いつめスタジオ・ワン、トロージャン、トレジャー・アイルに魅了された彼女の甘い声で歌われたレゲエ・ロック・ステディにとどまらず、ボサノヴァ、MPBをクロス・オーヴァーした楽曲たちと、それを彩る錚々たるゲスト・ミュージシャン陣による演奏との2019年とは思えない邂逅に酔いしれて欲しい。
このアルバムには俄かには信じられない面々がクレジットされている。キング・タビー、リー・ペリー、ジャッキー・ミットゥらと共演歴のあるギタリスト、トニー・チン、スティール・パルスのベーシストだったロニー"ステッパー"マックイーン、パーカッションはマイルス・デイヴィス作品への参加でも知られるアイアート・モレイラ、ドラムはジギー・マリーのバックを務めた経験もあるロック・デッドリックと、奇跡ともいうべき面々とともに作品を完成させた。
発売・販売元 提供資料(2019/04/03)
資料にあるように〈ラナ・デル・レゲエ〉と実際に呼ばれているのかはさておき、イノヴェイティヴ・レジャー発となるこの処女作において、主役のクロード・フォンテーヌが放つ気怠い官能性はまさにそれ。トニー・チン(ギター)、元スティール・パルスのロニー・マックイーン(ベース)、アイアート・モレイラ(パーカッション)ら大御所たちをバックに従えた儚いウィスパー歌唱がレゲエやボサノヴァを魅力的に披露する好盤。
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.427(2019年5月25日発行号)掲載)