オーディオ界の巨匠、潮晴男と麻倉怜士が主宰する『ウルトラアートレコード』から昨年リリースされ好評を博したジャズ・ピアニスト『小川理子/バルーション』が待望のレコード化!
1920年代から30年代にかけての作品が主で、エラ・フィッツジェラルドの愛唱曲が多いのも特徴的だ。アルバムのトップに置かれたガーシュインの《オー・レディー・ビー・グッド》は、抒情的なタッチのヴァースから一転してアップテンポになり、素晴らしい疾走感をもったジャズが展開する。この見事なグルーヴ感はアルバム全体を通じて常に保たれていて、スウィングジャズ全盛期の作品を扱いながら、あふれ出る音は新鮮で瑞々しく色彩ゆたか、刻まれるリズムはじつに明快で心地よい。(白柳龍一(音楽プロデューサー)/ライナーより一部抜粋)
バルーションのアナログレコードについて
ウルトラアートレコードでは音楽性と音質の両立を目指して楽曲の製作をおこなっています。今回、バルーションのアナログレコード化に当たっては、できる限り音溝に情報を与え、最大限の音質を確保するため、あえて先行するCDの12曲から2曲外しカッティング・レベルを高める方法を選びました。すべて「良い音」のため、「良い音溝」のためです。年末リリース予定の45回転2枚組コンプリート盤では、全12曲収録いたします。ウルトラアートレコードが目指す高音質をご堪能ください。
SIDE-A plays;
小川理子(piano) バイソン片山(drums)
山村隆一(bass) 田辺充邦(guitar)
SIDE-B plays;
小川理子(piano) 浜崎航(sax,flute)
中林薫平(bass) 吉良創太(drums)
発売・販売元 提供資料(2022/06/13)
オーディオ界の巨匠、潮晴男と麻倉怜士が主宰する『ウルトラアートレコード』から2018年リリースされ好評を博したジャズ・ピアニスト『小川理子/バルーション』が待望のレコード化! (C)RS
JMD(2019/03/27)
大阪出身で会社員として勤めながら「週末ジャズウーマン」を続けてきた小川理子は、自主制作を含め数々のアルバムに参加し、ストライド系のピアニストとして堅実に進歩してきた。現在は会社人として名門オーディオの復活担当役員であり、新時代のオーディオの開発に力を注ぐ。9年ぶりの新作は〈UHQCD〉での登場。発売はオーディオ業界肝いりの〈ウルトラアートレコード〉。今回は堅実なリズムセクションに加えて、名古屋市立大学医学部出身ながらジャズメンとして活躍する浜崎航(sax)、 宮之上貴昭門下の俊英、田辺充邦(g)というセンスの良い二人が随所でセンスのソロを聴かせるハイセンスな作品に仕上がった。
intoxicate (C)瀧口秀之
タワーレコード(vol.136(2018年10月10日発行号)掲載)