80s UKニュー・ウェーブのポップな異端児としてシーンに登場。現在までに累計800万枚以上のセールスを誇り、30年以上に亘ってシーンの一線で活躍を続ける、エレクトリック・ポップ/テクノ・ポップ・シーン屈指のメロディー・メイカー。デビュー・アルバム『かくれんぼ』35周年イヤーとなる2019年にリリースとなる本作は4年振り、通算11枚目のオリジナル・アルバム。前作『エンゲイジ』では、クラシック、POP、映画音楽、バレエ音楽、コンテンポラリー・ダンス・ミュージックなど、あらゆるエッセンスをのみ込んでエッジーに振り切ったハワード流テクノ/EDM を展開し、今なお第一線の表現者であり続ける凄みを感じさせた。本作は一転、大ヒットした1st、2ndを想起させるサウンドに、オーガニックで温もり溢れるメロディーと歌詞を載せた珠玉のポップ・ソングを展開する、ファン歓喜の一枚に。 (C)RS
JMD(2019/04/12)
エレクトロニカの先駆者にして、ポップ・シーン屈指のメロディ・メイカー/ソングライターとして知られるハワード・ジョーンズ。当時最先端のシンセサイザーを駆使しながら、温もりを感じさせる親しみやすいヒューマンなサウンドと真摯なメッセージで世界的なヒットを記録したデビュー・アルバム『かくれんぼ』が35周年を迎える2019年、ポップス・アルバムの新作としては10年振り(オリジナル曲を集めたアルバムとしては、2015年にクラウドファンディングで制作された『エンゲイジ』以来)となるアルバム『トランスフォーム』がリリース。
「アルバムを作るたび、実験的な新しいことに挑戦してきた。でもこうしてシンセに戻ってみると、とても居心地がいいんだ。ファンからは昔のようなシンセ・アルバムをまた作ってほしいと言われていたので、無意識にそれに応えたのかもしれない。作っていてとても楽しめたよ」
そう本人が語るように『トランスフォーム』は、常に試行錯誤を繰り返し、音楽に革新をもたらしてきたハワードの原点回帰、すなわち彼のトレードマークであるシンセ満載のアレンジが施されたメロディアスなポップソングへの回帰と言える作品となっている。収録曲の中には、2016年に公開された映画 『イーグル・ジャンプ/Eddie The Eagle』のために書き下ろした「Hero In Your Eyes」「Eagle Will Fly Again」も含まれている。映画で描かれた1988年という年が、まさしく彼が世界の音楽シーンを席巻した時期と合致していた事が、曲作りにも大いに役立ったとハワードは語る。「どちらの曲も80sフレーバーを持っているんだ。"Hero In Your Eyes"を書く上で用いたサウンドは、僕が80年代初めに行なっていたワンマン・エレクトロ・ライヴで用いたのと同じだったよ」
なお、映画本編での使用のみでリリースされなかったこの曲をハワードは新たにレコーディング/ミックスし直し、より今の時代の感性に合うアルバム・ヴァージョンに作り上げている。同時に、本作ではエレクトロニカ界の天才BT(ブライアン・トランソー)と、アルバム・タイトル曲「Transform」を含む3曲でコラボ。
「彼の存在に大きな"インスピレーションと影響"を与えられた」とハワード本人が言う通り、二人が共作した3曲はどれも、ハワードのトレードマークとも言うべき作曲スタイルがBT流の新たな解釈で紡がれており、"今の時代の感性"がはっきりと伝わってくる。
発売・販売元 提供資料(2019/04/11)
シンセサイザー音楽でありながら、なぜか人間的な温かみを帯びた音楽です。
洋楽ファンには、ぜひ聴いてみてほしいCDです!