KERA、約3年半ぶりのソロアルバムが完成!!<1920~30年代のクラシカルなジャズの彼流の解釈>というコンセプトは前作『Brown,White&Black』から引き継がれたものだが、ビッグバンド編成の曲がグッと増えており、今の彼にしかなし得ない、懐かしくも新しい世界がゴージャスに繰り広げられている。 (C)RS
JMD(2019/03/28)
多彩なゲストを迎えたKERA、約3年ぶりのソロ・アルバムが完成!
KERA、約3年半ぶりのソロアルバムが完成した。「1920~30年代のクラシカルなジャズの彼流の解釈」というコンセプトは前作『Brown,White&Black』から引き継がれたものだが、ビッグバンド編成の曲がグッと増えており、今の彼にしかなし得ない、懐かしくも新しい世界がゴージャスに繰り広げられている。
参加ミュージシャンも多彩。まずは伏見蛍(ギター)、ヒカシューの坂出雅海(ベース)、佐藤真也(ピアノ及びキーボード)らお馴染みのメンバー。ホーンセクションにはTRI4TH(トライフォース)から織田祐亮(トランペット)と藤田淳之介(サックス)、くるりからファンファン(トランペット)、近年KERAのソロ活動をサポートしてきた湯浅佳代子(トロンボーン)、ハラナツコ(サックス)、時々自動の鈴木光介(トランペット)、ロング・バケーション時代からの盟友である上石統ら、超豪華メンバー。さらに、ともさかりえ、犬山イヌコ、峯村リエ(以上コーラス)、緒川たまき(ウクレレ、作詞)ら、KERAの演劇活動を支え続けてきた女優陣が参加。特筆すべきは、かつてロング・バケーションで長くKERAと共に活動した中野テルヲが『キネマ・ブラボー』で楽曲提供していることだ。ライブでのゲスト共演を除けば、約25年ぶりのコラボとなる。
発売・販売元 提供資料(2019/03/20)
約3年半ぶりのソロ作は、前作『Brown, White & Black』に続いてクラシカルなジャズ・ヴォーカル作品に。スタンダード・ナンバーに加えてBOOWY"B-BLUE"などを取り上げているほか、中野テルヲの"キネマ・ブラボー"やナゴムの仲間たちに捧げる"シリーウォーカー"といったオリジナル曲を、ビッグバンドを軸にした優雅なアンサンブルで聴かせてくれる。主役のロマンティックな側面がストレートに反映された一枚だ。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.427(2019年5月25日発行号)掲載)