まるでグライムス主演の攻殻機動隊を観ているよう…AIと共作した衝撃のヴォーカル・ミュージックホーリー・ハーンダン超待望の最新アルバムでミュータント音楽史の最新章がここに幕を開ける。
エレクトロニック・ミュージックとアヴァンギャルドなポップ・ミュージックを追求し続け、常識を突き崩す作品を世に出してきたホーリー・ハーンダンが、〈4AD〉より通算3作目となるオリジナル・アルバム『PROTO』をリリース!米音楽メディアPitchforkで8.7点Best NewAlbumにも選出され、各メディアから賞賛された前作から4年ぶりとなる本作は「Spawn」と名付けられたホーリー自身のAIの"赤ちゃん"、つまり人工知能とのコラボレーションによって生み出されたという前代未聞の作品。鬼才ジェイリンとの共作が話題を呼んだ「Godmother」、マインド・アップローディング(人間の精神をコンピューターなどの人工物に転送する)を通じて転送された"永遠の愛"にインスパイアされ、Pitchforkで早速Best New Trackを獲得した話題曲「Eternal」などの先行曲を含む全13曲を収録。まるでグライムスが主演する攻殻機動隊を観ているようなサイバーでポップなトび具合、ユートピアにしてはあまりにも毳毳しく、ディストピアにしてはあまりにも神々しい高揚感は、ヴォーカル・ミュージックの可能性を拡張したボン・イヴェール『22, AMillion 』やアノーニ『Hopelessness』に比肩する大注目作!!
発売・販売元 提供資料(2019/03/13)
さまざまなフォルムに加工したヴォーカルと、エキセントリックな電子音を駆使してミュータント・ポップを奏でてきた才女の新作は、AIとのコラボという驚きの一枚。制作過程は複雑そうだが、今回も突拍子もない音と展開が数珠繋ぎなのにポップで取っ付きやすいから不思議。「攻殻機動隊」のサントラでも聴いているかのような宗教的な雰囲気もあり、奇抜な音楽性とは裏腹にぐいぐい惹き込まれる怪盤だ。
bounce (C)青木正之
タワーレコード(vol.427(2019年5月25日発行号)掲載)