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クラシック
CDアルバム

亡命直前のリサイタル 1963

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フォーマット CDアルバム
発売日 2019年05月23日
国内/輸入 輸入
レーベルMelodiya
構成数 1
パッケージ仕様 -
規格品番 MELCD1002586
SKU 4600317125869

構成数 : 1枚

【曲目】
ウラディーミル・アシュケナージ、亡命直前のリサイタル

ベートーヴェン(1770-1827):
1-3.ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2 「テンペスト」
4-7.ピアノ・ソナタ第18番 変ホ長調 Op.31-3
ショパン(1810-1849):
8.バラード第1番 ト短調 Op.23
9.バラード第2番 ヘ長調 Op.38
10.バラード第3番 変イ長調 Op.47
ドビュッシー(1862-1918):
11.前奏曲集 第1巻 第9番 とだえたセレナード

【演奏】
ウラディーミル・アシュケナージ(ピアノ)

【録音】
1963年6月9日 モスクワ音楽院大ホール ステレオ・ライヴ
一部初リリース

  1. 1.[CDアルバム]

作品の情報

商品の紹介

まもなく26歳を迎える頃のアシュケナージによる、ソヴィエト国内での貴重なライヴ。1955年のショパン・コンクールで2位、1962年のチャイコフスキー・コンクールでオグドンと1位を分かち合うという成績をあげ、ピアニストとしてソヴィエト国内で大きな成功を収めていると思われていたアシュケナージですが、1963年にイギリスへ突然の亡命を果たし、世界中を驚かせました。このアルバムには、その前にソヴィエト国内で行われた最後のリサイタルを収録しています。祖国ソヴィエトからの離脱は当時大きな危険と背中合わせでしたが、既にそれを心に決めて臨んだ公演全体に漲る緊張感と、圧倒的なパフォーマンスが大きな魅力といえます。特に、後年西側でそのエキスパートとされるショパンでは鬼気迫る表現を聴かせ、それはよく聴き親しんだ美しい語り口の<アシュケナージのショパン>とは一線を画す凄まじさとなっています。既に一部では評判となっていた演奏ですが、今回本家MELODIYAから初めてのリリースにあたり丁寧なリマスターが施され、ピアノの音も低音から高音までムラなく響き、細やかなタッチも拾った音となっています。 (C)RS
JMD(2019/04/05)

【亡命直前の鬼気迫るライヴ!】
まもなく26歳を迎える頃のアシュケナージによる、ソヴィエト国内での貴重なライヴ。1955年のショパン・コンクールで2位、1962年のチャイコフスキー・コンクールでオグドンと1位を分かち合うという成績をあげ、ピアニストとしてソヴィエト国内で大きな成功を収めていると思われていたアシュケナージですが、1963年にイギリスへ突然の亡命を果たし、世界中を驚かせました。このアルバムには、その前にソヴィエト国内で行われた最後のリサイタルを収録しています。祖国ソヴィエトからの離脱は当時大きな危険と背中合わせでしたが、既にそれを心に決めて臨んだ公演全体に漲る緊張感と、圧倒的なパフォーマンスが大きな魅力といえます。特に、後年西側でそのエキスパートとされるショパンでは鬼気迫る表現を聴かせ、それはよく聴き親しんだ美しい語り口の「アシュケナージのショパン」とは一線を画す凄まじさとなっています。既に一部では評判となっていた演奏ですが、今回本家MELODIYAから初めてのリリースにあたり丁寧なリマスターが施され、ピアノの音も低音から高音までムラなく響き、細やかなタッチも拾った音となっています。拍手入り。なお、この公演ではほかに・ショパン:バラード第4番・ドビュッシー:喜びの島・同:月の光 の演奏が過去に他のレーベルから商品化されていましたが、残念ながらMELODIYAのアーカイヴには残されていませんでした。また「テンペスト」は先の盤に収録されておらず、今回が初リリースになると思われます。
ナクソス・ジャパン
発売・販売元 提供資料(2019/03/11)

1963年。この年、若きアシュケナージはソ連を離れロンドンに移住し、当局の説得に応じず故国に戻らなかった。彼が指揮者としてロイヤル・フィルと共にロシアの地を踏むのはゴルバチョフ政権下の1989年まで待たねばならない。このリサイタルに聴く、内に秘めた心情を託したかのような音楽、音の形を研ぎ澄まし、激しく打ち込む打鍵は、あの美音で鳴るアシュケナージのイメージとはかけ離れる。メロディア原盤からのリマスターにより、既出盤とは一線を画する聴き映えだが、収録曲に差異がある。それでもこの盤でしか聴けない、緊迫感が充満する中を駆け抜けていく《テンペスト》は唯一無二である。
intoxicate (C)森山慶方
タワーレコード(vol.139(2019年4月10日発行号)掲載)

メンバーズレビュー

1件のレビューがあります
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アシュケナージのスタジオ録音は聴く前に大体の完成度が見え、聴いた後にやっぱりそうだった、という感じがあります。しかしライブは異なります。この亡命直前のライブ録音には形を崩さない端正な作りながら緊迫感と切迫感、鬼気迫るものが感じられます。突き抜ける打鍵の強さ、解釈の大胆さ、目の覚めるようなテクニックの切れなど聞き逃すことができない演奏となっています。リマスタの技術が成功した逸品。
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