ロドリーゴ・イ・ガブリエーラの新作『メタヴォリューション』ピンク・フロイド「エコーズ」のカヴァーも収録
前作『ナイン・デッド・アライヴ』から5年を経て、メキシコのアコースティック・ロック・ギター・デュオ、ロドリーゴ・イ・ガブリエーラが、20年のキャリア史上最も野心あふれる新作をリリース。『メタヴォリューション』と名づけられた彼らの新作は、オリジナル楽曲6曲に、ピンク・フロイドの「エコーズ」のカヴァーを含む計7曲入り。「エコーズ」は、『メタヴォリューション』の後半部分のすべてを占めており、フロイドの長年のファンである2人が、1971年に発表された『おせっかい(Meddle)』に敬意を表するとともに、彼らならではの金糸をそのタイムレスなテクスチャーに織り込み、現代的でエキサイティングな作品に仕上げている。「僕たちはピンク・フロイドの大ファンなんだ。この曲、特にポンペイでのライヴ・ヴァージョンは僕たちにとって大きな意味を持つんだ。歌詞が45年前よりいっそう今日的な意味を帯びているよね。自分たちについての知識の追求は今サバイバルの鍵となってきている。つまるところそれこそが進化なんだ」と彼らは語っている。制作に3年を要した新作『メタヴォリューション』では、2人の仏教への情熱、人類の進化の歴史、そして我々が種として持っている可能性の解放がテーマになっており、それらすべてが2本のアコースティックギターを通じて表現されている。メキシコ太平洋岸のイクスタパにあるスタジオで着想~作曲が行われ、2017年、南米とアメリカでの試運転を行い、2018年の全豪ツアーでさらなる微調整や手直しが施された結果、新曲の長いリストはロドリーゴ・イ・ガブリエーラによる新曲6曲と、ピンク・フロイドの大胆で驚愕のカヴァー・ヴァージョンにまで絞り込まれた。著名なプロデューサー、デイヴ・サーディとの仕事について、2人はこう語る。「すべてそのための準備ができていた。僕たちがサーディにアプローチしたまさにその頃、プロデューサーと仕事するというアイデアに同意するための状況がすべて整ったんだ。そして僕たちの直感は正しかった。彼の前にたくさんの素晴らしいプロデューサーと話をしたけど、何しろ条件が適わなかったんだ。デイヴと話したときは、機が熟したと自然に感じたんだ。」ロサンゼルスでのレコーディングを経て、オアシス、LCDサウンドシステム、ア・パーフェクト・サークル、フォール・アウト・ボーイなどとの仕事で最もよく知られるサーディは、ロドとガブがレコーディング・キャリアの新たな頂点を極めるのに一役買った。
intoxicate
発売・販売元 提供資料(2019/03/01)
超絶技巧&激情型のプレイで世界中を沸かせるメキシコが生んだ男女アコースティック・ギター・デュオ。オアシスやLCDサウンドシステム仕事で有名なデイヴ・サーディをプロデューサーに迎えた5年ぶりとなるこの新作は、2人のルーツであるメタルの構築美とラテンの叙情性が絶妙にブレンドされた心震える内容だ。ロドガブ流に解釈した19分にも渡るピンク・フロイド"Echoes"の大胆なカヴァーも圧巻!
bounce (C)ダイサク・ジョビン
タワーレコード(vol.426(2019年4月25日発行号)掲載)
メキシコ出身の男女2人によるアコースティック・ギター・デュオの20年にも渡るキャリアを経てなお挑戦し続ける野心に溢れた新作。たった2本のアコースティック・ギターからは無限の可能性が奏でられ、卓越した演奏スキルと溢れるパッションは現在でもさらに進化し続けていることをサウンドが証明している。オアシス、LCDサウンドシステムらとの仕事で知られるデイヴ・サーディをプロデューサーとして迎え、およそ3年間の制作期間を経て生み出された強力作。ピンク・フロイドのカヴァー《エコーズ》は斬新だが何とも彼ららしい仕上がりだ。
intoxicate (C)栗原隆行
タワーレコード(vol.139(2019年4月10日発行号)掲載)