鬼才マシュー・ハーバートがビッグ・バンド名義で約11年振りとなるアルバムをリリース!!今回のコンセプトはイギリスのEU脱退に対する抗議!EU全加盟国のミュージシャン、アーティストとのコラボレート・アルバム!
不動の人気・支持を誇るダンスミュージック/サンプリング界の鬼才マシュー・ハーバートがビッグ・バンド名義で約11年振りとなるアルバムをリリースする。ハーバートは作品毎に設定するコンセプトを基にアルバムを制作しファンを魅了してきた。本作はイギリスのEU脱退に対して抗議する為に、EU全加盟国のミュージシャン、アーティスト達とのコラボレートで制作された。アート・リンゼイを始めマルチ・インストルメンタル・プレイヤーであるメルツ、ラヘル・デビビ・デッサレーニ、パトリック・クラーク、ソロ・インストルメンタリストであるエンリコ・ラヴァ、ヴァイロン・ウォーレン、シェイラ・モーリス・グレイ、ナサニエル・クロスら総勢1,000名以上のEU加盟国出身のミュージシャンが参加。更に劇作家キャリル・チャーチル、18世紀の英国詩人パーシー・ビッシュ・シェリー、16世紀の詩人ジョン・ダン、更にイギリス独立党の政治家らの言葉が歌詞に仕様されている。
発売・販売元 提供資料(2019/02/22)
ブレグジットへの抗議としてビッグ・バンドでのツアーを行っていたハーバートが、今度はアルバムをEU脱退日の3月29日にリリース。これまで政治的なメッセージを音楽を通して幾度となく表現してきたハーバート。今回はアート・リンゼイの他、EU加盟国出身のアーティスト総勢1000名以上(!)が参加してコラボの素晴らしさ、ひいてはEUの一員であることを讃える作品だ。政治家や詩人の言葉を歌詞にし、サンプリングや電子音、フィールドレコーディング等も駆使し、厳かで沈んだ感のある前半から、熱量の上昇する後半まで全16曲を収録。不気味な信号音から流れ込む《Moonlight Serenade》のカヴァーもシニカルに響く。
intoxicate (C)青木正之
タワーレコード(vol.138(2019年2月10日発行号)掲載)