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| フォーマット | Blu-spec CD2 |
| 発売日 | 2019年05月15日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| レーベル | Sony Music Japan International(SMJI) |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| 規格品番 | SICC-39027 |
| SKU | 4547366400601 |
構成数 : 1枚
合計収録時間 : 01:01:04
【曲目】
ラフマニノフ:
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
パガニーニの主題による狂詩曲 作品43
【演奏】
小山実稚恵(ピアノ)
アンドリュー・デイヴィス(指揮)
BBC交響楽団
【録音】
1992年10月13-15日ロンドン、ヘンリー・ウッド・ホール
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いろいろな演奏を聴いてきた。ラフマニノフの自作自演は予想に反して意外に「あっさりした」演奏だった。どれを聴いてもリヒテルを凌駕するものはなかった。
小山実稚恵さんはショパンを聴いてきた。特にショパンのピアノ協奏曲第2番第2楽章「ラルゲット」をタイトルに戴くショパン・アルバムは円熟の極みで素晴らしいことこの上ない。なにもことさらしていない自然なピアノなのにしみじみとした感興と「あたたかさ」が自然にこころに届いてきて、聴いていてとても心地よい。こころをとても落ち着かせて「しあわせ」なきもちにしてくれる。
そこで、小山さんのショパン以外の演奏も聴いてみることにした。リヒテルは演奏はよいのだが、録音が古くて音が混濁する。グラモフォンとタワレコさんの2種類のSACDで聴いてみたが残念ながら音がとりわけよくなったという感じはしなかった。打鍵は強くなったが…
そこに小山実稚恵さんのSACDである。リヒテルのように男性的にバリバリ弾くタイプではない。女性らしい「たおやかさ」があって、あとはショパンを聴いたときとほとんど同じ感想を持った。ラフマニノフにはロンドン響などイギリスのオケがとてもよく似合うと以前から思っていたのだが、小山さんのバックもアンドリュー・デイヴィス指揮のBBC響だ。なぜかイギリスのオケでやると第2楽章がやたら美しい。このレコードもそうだ。木管と弦のやりとりがとてもよいのだ。
それにこのCDはSACDであることがほんとうにものをいっている。音がやわらかくて聴きやすい。ラフマニノフのこの曲に録音のよさも奉仕している。小山さんのピアノの音が落ち着いていてとても美しい。
今はリヒテル盤の「横綱」の座を小山さんの演奏が奪取しそうだ。
こうして愛聴盤がまたひとつ増えていくのはなんだかうれしい。
小山さんの「優しい」ピアノでラフマニノフを聴くのはまた格別のよろこびである。