Christian Scott、Tom Mischなどシーン最前線のアーティストからも高く評価されるネクストスターの新作完成!!!玄人も唸らせるテクニックと耳から離れないキャッチーさが共存するハイセンスなサウンド!
シーンの最前線でその実力が高く評価されているサックス奏者/ヴォーカリスト/マルチインストゥルメンタリストのBraxton Cook(ブラクストン・クック)。Mac Ayresとのコラボ楽曲"Roses"がSpotify再生回数140万回を超えるなどネクストスターとして注目を集める彼が、ニューアルバム『No Doubt』を完成させた。2017年にリリースしたデビュー作『Somewhere in Between』で打ち出したジャズ~R&Bへとアプローチした独自のスムースでチルなサウンドがさらに洗練され、思わず何度も聴きたくなる作品に仕上がっている。タイトルトラック"No Doubt"は元々の彼のフィールドであるジャズナンバーながら、アルトサックスの音色の上から彼のヴォーカルが重なり、キャッチーかつエネルギッシュな楽曲になっている。続く"When You Hold Me"では一転して90年代R&Bをベースにジャズに寄り添うような楽曲、頭の2曲で彼が本作においてジャズとR&B両方にスタンスを置きながら独自のスタイルに迫っていることを示すかのようだ。以降もD'Angeloのような厚いコーラスが響くバラード"For More"やPat Methenyのように爽やかに流れるようなジャズナンバー"We Major"などジャズ・サキソフォニストとR&Bシンガーの両面を巧みに織り交ぜていく音楽センスの高さには脱帽。玄人も唸らせる熟練のテクニックと、シンプルで耳から離れないキャッチーさが共存するハイセンスなBraxton流ジャズ/R&Bをぜひ堪能してほしい。
発売・販売元 提供資料(2019/03/05)
若手サックス奏者の2作目がCD化。2017年のデビュー作で聴かせたジャズとR&Bをシームレスに繋ぐ感覚はそのまま残しながら、トラップ風の"Like You Used To"やより内省的でニュアンスに富んだ歌声を披露する"Wish You Well"などで洗練度と音楽的アップデートも加味。フュージョンの"We Major"などに見られる親しみやすいポップさも健在で、ジャズとR&Bの濃度を保ちつつ間口も広げた充実作に。
bounce (C)池谷瑛子
タワーレコード(vol.426(2019年4月25日発行号)掲載)