無神論者と信者たちが住む地球の未来をテーマにした3部作の最終章。The Mute Gods(ザ・ミュート・ゴッズ)の3rdアルバム『Atheists and Believers』
Nick Beggs(STEVEN WILSON、STEVE HACKETT)、Roger King(STEVE HACKETT)、MarcoMinnemann (THE ARISTOCRATS、THE SEA WITHIN)の3人によるスーパーバンド=The MuteGods(ザ・ミュート・ゴッズ)。The Mute Gods は、Steve Hackett、Steven Wilsonといったプログレ系アーティストと活動を共にしてきたNick Beggsのポップなヴォーカルと、同じくプログレ界を渡り歩いてきた名手、ロジャー・キング(Key)とMarco Minnemann(Drums)による重厚かつ経験豊富なパフォーマンスで互いに支えあう個性的なサウンドにより、高い評価を得てきた。デビュー作『Do Nothing till You Hear from Me』(2016年)、2nd『Tardigrades Will Inherit the Earth』(2017年)と順調にリリースを重ねている。そして待望の3作目『Atheists and Believers』も前作同様に政治、人類、そして愛といった普遍的なトピックを題材にした作品だ。作品タイトルの"Atheistsand Believers(無神論者と信者)"のように、対となる物事の両側にフォーカスするという試みも今作の興味深いところだ。"世界と向き合うくらいならば死んだ方がマシだと考える人々"をテーマにした「Envy the Dead」では、暗いメッセージにあえて陽気なメロディを持ち込み、英国のバンドらしい皮肉を織り交ぜた楽曲も収められている。今作のゲストには、Alex Lifeson(RUSH)、Craig Blundell(STEVEN WILSON)、Rob Townsend(STEVE HACKETT)、さらにバッキング・ヴォーカルにはNick Beggsの娘Lula Beggsが参加している。Nick Beggsはこの作品を通してこう警鐘を鳴らす。「我々は愚かな人間たちに権力を与えてしまった。彼らは知識人の意見に耳を貸すことはしない。"真実"は最早この世には存在していないのだ。この状況を変えなければ、人類は滅亡してしまうだろう。」
発売・販売元 提供資料(2019/02/22)