深く重たいオーラを纏ったエレクトロニック・ミュージックを扱うアラブ首長国連邦のレーベルBedouinからLPでリリースされていた2作品がきょうレコーズよりCDで同時リリース!『Harmonics』は長年に渡り独自のダンス・ミュージックを創作してきたプロデューサーGoth-Trad、サウンドアーティストのMasayuki Imanishi、ヴォーカリストのDiesuckによるユニットEartakerの初アルバム。種々のエクストリーム・ミュージックを消化し、丹念にデザインされた独自のドゥーム・エレクトロニクスを聴かせる必聴の一作。日本盤CD化に伴い5曲目にボーナストラック「A Lady Who Experience…」を収録。
<作品概要>
ドラムン・ベースやダブ・ステップなどを消化しながら独自のダンス・ミュージックを創作してきたプロデューサーGoth-Trad、近年海外のレーベルから活発に作品をリリースしているサウンドアーティストのMasayuki Imanishi、ヴォーカリストのDiesuckによるユニットEartakerの初アルバム。時にインダストリアル、または民族音楽を思わせる音色で打ち込まれる強靭なビートと、粗くうねる電子音、そしてグロウル・ボイスの重なりはノイズやドゥーム・メタルといった種々のエクストリーム・ミュージックの混成といえるが、各々の音がセッション的にまき散らされるのではなく、必然性のあるタイムとスペースで鳴らされ端正なデザイン性を感じさせる。世界の終わりと新しい世界の裂け目から聴こえてくるようだと形容されるそのサウンドは、退廃だけでなく祝祭の響きをも確かに宿し、儀式的なイメージを促すだけでなくその場に吹きすさぶ風や大気の揺れ、地面の軋みなどの現象にまで聴く者の想像力を羽ばたかせてくれるだろう。キャリア初期からノイズなどのアブストラクトな音響を自身のサウンドに巧みに用い、近年はBorisとのコラボレーションも行っていたGoth-Tradにとっては理想的ともいえる布陣で描かれる独自のドゥーム・エレクトロニクスを是非体感してほしい。日本盤CD化に伴い5曲目にボーナストラック「A Lady Who Experience…」を収録。 よろすず
発売・販売元 提供資料(2019/02/21)
ドライ&ヘヴィー秋本武士とのレベル・ファミリアやヘヴィーマナーズやダブステップなソロなどのダビーな活動が目立っていたGOTH-TRADがNHKyxなどと共演するサウンド・アーティストMASAYUKI IMANISHI、Ego Fixなど大阪グラインドコアシーンで活躍しサイケアウツにも参加したDie Suckと結成した新グループの初作。原点回帰とも言えるインダストリアル・ノイズ全開の上にDie Suckのグロウル・ヴォイスが蠢けば痛快な程に極悪。低音の処理や音響への拘りは随所に表れており、徹底的にノイジーなのに展開や起伏に意匠を感じられ最後まで楽しめる。
intoxicate (C)片切真吾
タワーレコード(vol.139(2019年4月10日発行号)掲載)