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| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年01月17日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 平凡社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | 新書 |
| SKU | 9784582859010 |
| ページ数 | 288 |
構成数 : 1枚
はじめに 11
序章 ミステリーとは何か
第1章 戦後の社会を書く─― 一九五〇年代まで
第2章 戦後社会が個人に強いたもの── 一九六〇年代
第3章 高度成長した社会の矛盾── 一九七〇年代
第4章 新たな世代の価値観と家族の再生── 一九八〇年代
第5章 時代に取り残された個人── 一九九〇年代
第6章 グローバルな社会、そして問われる歴史──二〇〇〇年代
第7章 世界はどこへ向かうのか──二〇一〇年代
終章 ミステリーが語る戦後社会
「戦後社会史&ミステリー史」年表
あとがき
敗戦後の復興と公害問題、安保闘争、少年犯罪など、日本が時代ごとに抱えていた社会問題を、ミステリーを通じて浮き彫りにしていく。
敗戦後の復興の光と影のなかで、『点と線』『ゼロの焦点』が書かれ、爆発的な人気を博し、推理小説に社会派という新たな流れをつくり出す。さらに、高度成長期へと続く時代のなかで、『海の牙』や『人喰い』、騒音公害を告発する『動脈列島』などの作品が生み出されていく――。ミステリーは謎解きが終われば、それで一応の役目は終わりとなるが、歴史のなかに位置づけることで、時代が抱える問題が鮮明に浮かび上がる。はたして、ミステリーは戦後社会をどう捉えてきたか。まったく新しい読み方で、一〇年ごとに時代を振り返る。

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