| フォーマット | 書籍 |
| 発売日 | 2019年01月12日 |
| 国内/輸入 | 国内 |
| 出版社 | 講談社 |
| 構成数 | 1 |
| パッケージ仕様 | - |
| SKU | 9784065090060 |
| ページ数 | 594 |
| 判型 | A5 |
構成数 : 1枚
【収録作品】
身がわり山羊の反撃
「芽むしり仔撃ち」裁判
揚げソーセージの食べ方
グル―ト島のレントゲン画法
見せるだけの拷問
ヒメコの大抜け穴
もうひとり和泉式部が生まれた日
その山羊を野に
「罪のゆるし」のあお草
いかに木を殺すか
ベラックヮの十年
夢の師匠
宇宙大の「雨の木(レイン・ツリー)」
火をめぐらす鳥
「涙を流す人」の楡
僕が本当に若かった頃
マルゴ公妃のかくしつきスカート
茱萸(ぐみ)の木の教え・序
──中期傑作短・中編
いましめくくりの時のはじめに、八つの短篇を書いて、そこに映る自分を見る。
切実な時代の影に、個の生の苦渋のあとは見まがいがたいが、ユーモアの微光もまんべんなくある。
思いがけないのは、女性的なものの力の色濃さだった。
遠い幼年時の自分と、それほど遠くないはずの死、また「再生」を思う自分を結んでいる。知的な経験と、森のなかの谷間の神話を、懐かしく媒介しているのも女性的なものだ(著者・『いかに木を殺すか』)

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