1932年アラバマ生まれのダウンホーム・ブルースマン=シンガー/ギタリストのルイジアナ・レッド。40年代末から活動開始。52年にはロッキー・フラーの名前で、シカゴの名門チェス・レーベルからデビューした早熟ブルースマンだった。ライトニン・ホプキンス、ジョン・リー・フッカー、マディ・ウォーターズといった、伝説的ブルースマンの影響を強く受けながら、60年代は主にニューヨークで活動。64年の「トゥー・プア・トゥ・ダイ」はビルボード及びキャッシュボックスのチャートにも上がっている。80年代以降はドイツに移住。バンド・スタイルと弾き語りの両方をこなし、ヨーロッパとアメリカを行き来して、2012年に亡くなる直前まで活動を続けた。残したアルバムは50枚以上。83年にはトラディショナル・ブルース部門でW.C.ハンディ・ブルース・アワードを受賞している。本作は、77年、ドイツのオンクル・ポーズ・カーネギー・ホールでの全編弾き語りのライヴで、これまで全く未発表だったもの。ブルースマンとしていよいよ脂が乗ってくる40代半ばの演奏であり、比較的高めの声を振り絞るようにした歌には、アーシーな中にもモダンな響きがあり、独特な個性が漲っている。「トゥー・プア・トゥ・ダイ」「レッズ・ドリーム」「スウィート・ブラッド・コール」「アラバマ・トレイン」といった、レッドの代表曲も多数。ジョン・リー・フッカー・スタイルのブギや、エルモア・ジェイムズやマディ・ウォーターズらのスタイルを受け継いだスライド・ナンバーまで幅広く聞かせる本作は、まさにルイジアナ・レッド流儀のダウンホーム・ブルースのショウケースとも言える内容になっている。
発売・販売元 提供資料(2018/12/26)