ジャズの響きと鮮やかなR&B。ドラマチックな展開が心を掴む究極の1枚。
インディーソウルシンガーとしての活動と並行して、音楽監督、ジャーナリスト、ブロガーなど、様々なフィールドで活動するロブ・ミルトン。心地よいグルーヴと刺激的なサウンドが交差するバラエティ豊かに取り揃えられた楽曲は、いずれも骨太な仕上がりで、最後まで聴く者を飽きさせません。
(C)八王子店:東 俊治
タワーレコード(2019/02/22)
Produced by Georgia Anne Muldrow!濃密なジャズの響きと研ぎ澄まされた現代的なトラックが交錯する刺激的で鮮やかなR&B!
「自分たちが生きている時代を作品に反映させるのがアーティストの使命」とは、伝説の歌姫Nina Simoneの言葉。本プロジェクトの立ち上げにあたり、Miltonは「現代のNina Simone」とも称される才女・Georgia Anne Muldrowにプロデュースを一任。濃密な製作期間を経て、ジャズらしいサウンドに満ち、ドラマチックな展開がアルバム全体を通してリスナーに語りかける、究極の1枚を完成させた。NYの気鋭シンガーソングライターNicholas Ryan Gantを招き制作したタイトルトラック"Healer"は、靄のかかった日々に日差しを注ぐような心地よいグルーヴと刺激的なサウンドの層が印象的なナンバー。そのほか、 Georgia Anne Muldrow、Roman Lee Norfleet、Jacque Hammondはじめ豪華メンバーによる希望に満ちたセッション"The Threat"、レイドバックするビートに乗せて力強く言葉が紡がれる"Holding On (Your Love)"(※日本盤限定)、音の粒が軽やかに踊る"Jump & Move"(※日本盤限定)など、バラエティ豊かに取り揃えられた楽曲はいずれも骨太な仕上がりで、最後まで聴く者を飽きさせない。Miltonは、音楽を「ネガティブな感情に対する癒やしの原動力」と位置づけ、時代が求める音楽の力を通じて現代人が抱える憂うつや不安=暗闇に光を照らし、リスナーを勇気づけたいと話す。その言葉が指し示す意味を、ぜひその耳で確かめてほしい。
発売・販売元 提供資料(2019/01/08)
シーローらを思わせるチャーチな歌唱が素晴らしい、ヴァージニア出身のネオ・ソウル系アクト。この2月にも新作『Stay』を出すなどリリースの多い人だが、こちらは2017年のEPをエキスパンドした日本独自仕様盤だ。心酔するジョージア・アン・マルドロウにプロデュースを委ねた本編では、スペイシーな意匠でニーナ・シモンを引用した"Young Gifted & Black"が強力な出来映え。ライヴ音源などボートラ群も聴きどころ多し。
bounce (C)出嶌孝次
タワーレコード(vol.424(2019年2月25日発行号)掲載)