世界でもっとも稼ぐスーパースターDJ=カルヴィン・ハリスが大ブレイクを果たした3rdアルバム。世界中にEDM旋風が吹き荒れる中、リアーナをフィーチャーした「ウィー・ファウンド・ラヴ」は全米チャートで通算10週にわたり1位を獲得。他にも、「レッツ・ゴー feat.ニーヨ」(ダンス1位)、「アイ・ニード・ユア・ラヴ feat.エリー・ゴールディング」(ダンス1位)、「スウィート・ナッシング feat.フローレンス・ウェルチ」(ダンス1位)など8曲もシングル・カットされた、EDM時代を代表するモンスター・アルバム。 (C)RS
JMD(2019/01/26)
世界中でNo.1ヒットとなったリアーナとの“We FoundLove”が極めつけだったのは言うまでもないが、それに先駆けたケリスとの“Bounce”や本人の下世話になった歌唱もいい感じな“Feel So Close”といったボムが下地になっていたことを忘れてはいけない。そんなわけでこのサード・アルバムは、イグザンプルやニーヨとの最新ヒットも網羅した2年間のベスト的な内容……というより、フローレンス・ウェルチやエリー・ゴールディング、タイニー・テンパー、そしてディジー・ラスカルといったUKのトップどころを伴ってメインストリームの制空権を握りにかかった、ゲッタのUS侵攻とはまた意味合いの違う欧州スタイルを貫いた圧倒的な一枚。初回盤には本人のミックスCDも付いてくるのでお早めに!
bounce (C)轟ひろみ
タワーレコード(vol.349(2012年10月25日発行号)掲載)