パラダイス・ガラージの18年振りのアルバム『愛と芸術とさよならの夜』が非常に高い評価を受け、ロングセラーを続ける中、豊田道倫が今度は本人名義にてアルバムを急遽リリース。タイトルは『サイケデリック・ラブリー・ラスト・ナイト』。ビートルズのホワイト・アルバム(『The BEATLES』) 50周年記念盤や"1968年 激動の時代の芸術"展にもインスパイアされた、MT(豊田道倫) 流サイケデリック・アルバム。 (C)RS
JMD(2018/12/27)
ビートルズのホワイト・アルバム(『The BEATLES』)50周年記念盤や「1968年 激動の時代の芸術」展にもインスパイアされた、MT(豊田道倫)流サイケデリック・アルバム。
パラダイス・ガラージ名義でのアルバム『愛と芸術とさよならの夜』で確立した、歌唱・演奏・録音からミックスまでも一人で仕上げる方法論は、一気に進化し、遊び心や実験をふんだんに散りばめた、ギターをメインに据えたオーガニックなアレンジが印象的な作品となった。9分越えのアルバムのタイトル・トラックを始め、これまでの作品とも違う、カラフルでポップなサウンドが刺激的。ゲストには玉名ラーメンをフィーチャー。
発売・販売元 提供資料(2018/12/20)
パラダイス・ガラージ名義による18年ぶりのアルバムから3か月で、今度は本人名義の新作が到着。全編でギターを軸に据えながら、パラガ作品からの流れを感じさせる色彩豊かなサウンドを録音やミックスも含めて独力で作り上げている。シューゲイザーやソフト・サイケ、アシッド・フォークが交錯する幻惑的な音のなかを無二の歌唱がたゆたう様が何とも甘美。タイトルに集約される新たな世界を切り拓いた充実作だ。
bounce (C)澤田大輔
タワーレコード(vol.422(2019年1月25日発行号)掲載)