デビュー40周年を迎えた英国が誇るハード・ロック・バンド、マグナムが2018年に地元バーミンガムで行なったライヴを収めたアルバムが登場。80年代の代表曲と近作からの楽曲で構成されたダイナミックかつ叙情的なセットリストは圧巻、ボブ・カトレイのエモーショナルな歌唱が心を打つ芸術的ライヴ作品。エドガイ/アヴァンタジアのトビアス・サメットもゲスト参加! (C)RS
JMD(2018/12/13)
デビュー40周年を迎えた英国が誇るハード・ロック・バンド、マグナムが2018年に地元バーミンガムで行なったライヴを収めたアルバムが登場。80年代の代表曲と近作からの楽曲で構成されたダイナミックかつ叙情的なセットリストは圧巻、ボブ・カトレイのエモーショナルな歌唱が心を打つ芸術的ライヴ作品。エドガイ/アヴァンタジアのトビアス・サメットもゲスト参加!ボブ・カトレイ(ヴォーカル)とトニー・クラーキン(ギター)が中心となって1972年にイギリスのバーミンガムで結成されたマグナム。90年代に入り、音楽シーンの変化もあって、バンドは1995年のラスト・ツアーの様子を収めたアルバム『THE LAST DANCE(UK盤は『STRONGHOLD』)』(1996年)を最後に活動に終止符を打つと、ボブはトニーとハード・レインの活動を経て、ソロ・シンガーとしてアルバム制作とライヴ活動を順調に行なう中、トニーからマグナム再結成の話が持ち掛けられ、80年代からバンドに在籍していたマーク・スタンウェイ(キーボード)、ハード・レインに参加していたアル・バロウ(ベース)と共に復活アルバム『BREATH OF LIFE』(2002年)をリリース。その後もコンスタントにアルバムを発表し、ヨーロッパでは安定した人気を誇っている。 ライヴ・バンドとしても高く評価されているマグナムはこれまでも多くのライヴ作品をリリースしているが、この『ライヴ・アット・ザ・シンフォニー・ホール』は20作目となる『ロスト・オン・ザ・ロード・トゥ・エタニティ』(2018年)を引っ提げて行なわれたツアーの様子を収めたものである。収録されたのは2018年4月19日に彼らの地元であるイギリスのバーミンガムにあるシンフォニー・ホールで行なわれたライヴで、メンバーはボブ・カトレイ、トニー・クラーキン、アル・バロウ、2016年から加入したリック・ベントン(キーボード)、2017年にメンバーとなったリー・モリス(ドラム)の5人。 セットリストは前半に『ロスト・オン・ザ・ロード・トゥ・エタニティ』をはじめとする近作からのナンバー、後半に『ON A STORYTELLER'S NIGHT』に収録された「ハウ・ファー・エルサレム」や「ル・モール・ダンサン」など、80年代の代表曲を中心に構成されており、新旧の叙情派のハード・ロック・ナンバーを楽しめるようになっている。プログレッシヴなテイストのあるナンバーからしっとりとした曲までボブのエモーショナルな歌唱を軸にした音楽は心に染みるものばかりで、スタジオ・アルバムよりスケール・アップしたバンドの演奏も圧巻。観客の盛り上がりが肌で感じられるような生々しいサウンドも聴き所となっている。 尚、「ロスト・オン・ザ・ロード・トゥ・エタニティ」にはスタジオ・アルバムにもゲストで参加していたエドガイ/アヴァンタジアのトビアス・サメットがゲスト参加している。ボブはトビアスが敬愛するシンガーとして知られ、トビアスのロック・オペラ・プロジェクトのアヴァンタジアにレギュラー的に参加しているが、トビアスは他にもラストの美しいナンバー「ホエン・ザ・ワールド・カムズ・ダウン」でもその歌声を聴くことができる。
発売・販売元 提供資料(2018/12/11)